第326話 ページ12
頭上から大きな声が聞こえると、Aの左手を掴んでいたニンゲンの頭上へと大きな声を出した本人であるInKが
HUMAN「グゥッ?!」
InK「あれ。ヒト、居たんだ…踏んじゃった〜…」
その瞬間にAは左手で自身の身体を拘束しているニンゲンの1人の鼻を殴り、左手を解放すると羽交い締めにしてきていたニンゲンを肘で諌めるとInKの方へと走り、InKの手を取り、ニンゲン達から距離を取る。
「ナイスタイミングだ、インク。他の
InK「僕は守護者だよ! 舐めないでよ!」
InKはAの手を離し、自身の手でAの手を取ると跳び上がり、屋根の上へと。
HUMAN「この、逃げんな!!!」
その木霊を聞きながらInKが作った絵の具のポータルへと飛び込む。
・・・
UT/Torielを小太りのニンゲンに任せて、Aのポジティブの感情の痕跡を辿り、屋根を巡っていた際に、裏路地から走り逃げて行くニンゲンの中に先のフードを被ったニンゲンがいる事を確認したDREAMは裏路地へと降り立つ。
DREAM「…A…」
DREAMは裏路地近くのアイアンメイデンが突き刺さりバイクを潰している光景を凝視する。
DREAM「…思ったより、この問題は深刻…なのな…」
バイクへと近付く為に、一歩、進んだ時にナイフを蹴り、壁へと刃先が当たり、音が響く。
DREAM「一体…何が…」
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年4月26日 16時