２ー８ 彩音side ページ8
彩音side
『全然！迷惑なんかじゃないよ』
A「でも…せっかくあの3人と話せるように
なったのに…また怖くなっちゃった、
振り出しに戻ったみたいに…」
『大丈夫だよ、あの3人はAのお父さんと違って
絶対理不尽に怒鳴ったり殴ったりしないから』
A「うん…」
なんとかAを安心させようと声をかけるけど、
やっぱり恐怖は収まらないようで。
…無理もないよね、今は親が離婚して別居してるとはいえ
小さい頃からお父さんに暴力と罵声を浴びせられて…
そんなときに仲良かった温厚な男の子が
怒って人を殴ってる姿を見ちゃって…。
その男の子の場合は多分ただの喧嘩だから一時的な
暴力なんだろうけど、当時のAからしたら
相当怖かったんだろうな…。
だから男の人に対して敏感に警戒してしまうのは仕方ない。
A「いろいろありがとうね、彩音…」
『別に私は何もしてないよ』
心優しいAのことだから、どうせまた
迷惑かけた〜申し訳ないことした〜とか
考えてるんだろうな…そんな思い詰めなくていいのに。
…でも、ほんとに紫耀くんは何で急にあんなこと
言ったんだろう？絶対裏に何かあるよねアレ。
このままだとAが不安な気持ちのままだし…
＿＿＿よし。
『ごめん、ちょっと教室に忘れ物しちゃったから
取りに行ってくる！』
A「え、、できるだけ早く戻ってきてね…？」
『もちろん！』
小走りで教室へと向かう。忘れ物なんて真っ赤な嘘。
本当の目的は＿＿
＿ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ
『紫耀君！ちょっと今いい？』
紫耀「あ、彩音ちゃん…！？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 902人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
FMY(プロフ) - どうか廉くんの気持ちが伝わってうまく二人が付き合ってくれます様に…(＞▽＜) (2020年6月14日 22時) (
レス) id: 30adcd1cae (このIDを非表示/違反報告)
yuuui(プロフ) - 彩音ちゃんと廉くん想いが通じますように！ (2020年3月15日 10時) (レス) id: ac4a8ef0a3 (このIDを非表示/違反報告)
りのん(プロフ) - yuuuiさん» コメントありがとうございます！そんなふうに言っていただけて本当に嬉しいです(; ;)小説を書くモチベになります！これからも更新頑張りますので小説の続きもよろしくお願いします！ (2020年2月10日 18時) (レス) id: c27560b7dc (このIDを非表示/違反報告)
りのん(プロフ) - かいとんさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけてなによりです(; ;)まだまだ未熟な文ですが少しずつ更新していくので楽しみにしていてください！ (2020年2月10日 18時) (レス) id: c27560b7dc (このIDを非表示/違反報告)
yuuui(プロフ) - 初コメント失礼します。ほんわかしてて可愛いお話しで一気にトリコになりました。お友達の彩音ちゃんたちも気になり…今後の展開が楽しみです。更新頑張ってください。 (2020年2月9日 20時) (レス) id: ac4a8ef0a3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りのん | 作成日時：2019年10月12日 17時
