２ー１２ ページ12
「ちょ、ヤバくね？過呼吸っぽくない？」
「嘘だろ？俺達がいるから？でもさっき桜井が
男性恐怖症はもう治ったって…」
「内海さん、大丈夫？」
3人のうち1人が背中をさすろうとこっちに手を伸ばしてきた瞬間、恐怖の限界に達した私は反射的に
思いっきり叫んだ。
『きゃあああｯ!!やだ、来ないでｯ!!』
手を伸ばしてきた男子は私の叫び声に驚いたのか
手を引っ込めた。
でも助けてくれる人がいない教室の中で
男3人に囲まれて…男子1人でも無理なのに、
もう耐えられないよ、
ポロポロと出る涙と震えが止まらなくて気を失いそうに
なったとき、いきなりドアがガラッと荒い音を立てて
開いた。
紫耀「Aちゃん大丈夫っ！？」
『…？！、な、なん、で…』
「平野…！？」
「なんで紫耀がここに？」
クラスの男子3人を見た瞬間、紫耀君の表情が
変わった。
紫耀「…お前ら3人はここで何してんの？」
「何って…内海さんと仲良くなろうと思っ」
紫耀「Aちゃんは男性恐怖症って
知らないのかよ！？」
「うぐｯｯ！」
「ちょ、平野よせって！」
「落ち着けよ、！」
紫耀君は怒った声で男子に掴みかかった。
紫耀「なんで男性恐怖症の子に、3人で
詰め寄ってんの？」
紫耀君のあまりの声の低さに完全にビビってる
男子3人。
＿ああ、なんかこの光景懐かしいな、、
なんでだろう。……そっか、水族館に行った時以来だ。
こんなに怒ってる紫耀君を見るのは。
「さ、桜井が…」
紫耀「？…菜奈が？」
「桜井が、内海さんはもう男性恐怖症治ったから
大丈夫って言ってたから…」
紫耀「は？どゆこと？」
「俺らが内海さんと話してみたいって話してたら
桜井が内海さんがいる所に連れて行ってあげるって
言ったんだよ！そしてここの教室に連れてこられて
念の為本当に内海さんに話しかけても大丈夫なのか
桜井に聞いたらもう男性恐怖症は治ったからって」
「桜井がそう言ってた証拠ならある！
内海さんもその時いたし」
紫耀「Aちゃん、これって本当？」
「っ！」
ビクッと体が一瞬震えたけど
こくこくとうなずいた。
紫耀「……とりあえずAちゃんはまだ男性恐怖症
治ってないから。謝って」
「ご、ごめんなさい…」
「ごめん、内海さん」
「ごめん！」
男子3人は私に向かって深々と頭を下げた。
男の人に頭をさげられたことなんか1度もないから
正直かなり戸惑ってしまった。
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FMY(プロフ) - どうか廉くんの気持ちが伝わってうまく二人が付き合ってくれます様に…(＞▽＜) (2020年6月14日 22時) (
レス) id: 30adcd1cae (このIDを非表示/違反報告)
yuuui(プロフ) - 彩音ちゃんと廉くん想いが通じますように！ (2020年3月15日 10時) (レス) id: ac4a8ef0a3 (このIDを非表示/違反報告)
りのん(プロフ) - yuuuiさん» コメントありがとうございます！そんなふうに言っていただけて本当に嬉しいです(; ;)小説を書くモチベになります！これからも更新頑張りますので小説の続きもよろしくお願いします！ (2020年2月10日 18時) (レス) id: c27560b7dc (このIDを非表示/違反報告)
りのん(プロフ) - かいとんさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけてなによりです(; ;)まだまだ未熟な文ですが少しずつ更新していくので楽しみにしていてください！ (2020年2月10日 18時) (レス) id: c27560b7dc (このIDを非表示/違反報告)
yuuui(プロフ) - 初コメント失礼します。ほんわかしてて可愛いお話しで一気にトリコになりました。お友達の彩音ちゃんたちも気になり…今後の展開が楽しみです。更新頑張ってください。 (2020年2月9日 20時) (レス) id: ac4a8ef0a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りのん | 作成日時：2019年10月12日 17時
