金髪美女の海賊さん

航海10日目 ページ12

side you



村の人達も無事やったしとりあえず一安心で
船に戻る途中なんやけど

し「なんであんたら付いて来とんのや！」
『…はよ自分の船戻った方がええとちゃいます？』
浦「だってよ、俺らの船島の反対側に止めてあんだよ
だから乗せてってくんね？」
坂「俺らも疲れたんやもん…あかん？(ｳﾙｳﾙ」

駄目に決まっとるやないですか！
なんで今日初めて会った奴らしかも海賊を
送り届けなあかんのですか？
というかそんな目うるうるさせたって誰も騙されへんわ！

う「まぁ送り届けるくらいなら」

おった…
うら子ちゃんあの顔に弱いもんなぁ
うーんでも海賊船に海賊船が近づいたらやばない？

『ダメです！危ないです！辞めといた方がええです！』
し「そうやね、自己紹介したとはいえこいつら海賊やし…」
さ「でも、反対側までとか徒歩で結構かかるで？」
『海賊船が海賊船に近づいたら争いになるし危険やもん！』

島「その辺は大丈夫や！俺らがおると分かったら攻撃なんてしてこんし！」
船「そうそう！やから頼んます！」

気づかんかったらどうするんや！

『嫌です！』
う「せん子ちょっと乗せるくらい大丈夫よ！」
さ「まぁええんやない」
し「なんかあればこいつら殺っちゃえばええし」
『ﾑｩ』

坂「物騒やな…そんな心配せんでもなんもしんよ？」
う「よし！決まりね！あんたらも付いてきなさい」
浦島坂船「よっしゃ！！」

ここでもっと反発しとったら…と後々後悔する事になる
なんて思っとらんかった…

船に戻ってきてうら子ちゃんはうらたぬきさんと
操縦室へ行ってしまった

島「へぇ、意外と広いな」
船「それに綺麗ですね」
さ「お腹すいたぁせん子なんか作って！」
『たしか材料はあったでサンドイッチ作るわ』
し「せん子ー私の分もー」
『みんなの分作るよ』

不本意やけどあの人らの分も作るか…

どうせならうら子ちゃん達のおる操縦室で食べよかな
あーそういや前のとこで買った紅茶
サンドイッチに合うのがあったな

中身どうしよ？
まぁ色々種類作ればええか

『出来たで！』
さ「やった！！！」
し「うら子達のとこで食べる？」
『そのつもりやよ』
島坂船「俺らもいいん？」
『どうぞ』

コンコン

『うら子ちゃん、サンドイッチ作ったんで皆で食べよ！』
う「ありがと！！ちょうどお腹すいてたのよ！」
『ここで食べてもええですか？』
う「もちろんよ！」

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