山風高等学校生徒会 (ページ2)

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転校生ページ2

雅紀side

「ここが...これから俺が通う学校...」

俺は目の前の光景にあんぐりと口を開けてしまった

(でかすぎる！！)

俺はこれからここに通うなんて信じられなかった

いや、信じたくなかった

しばらくボーッとしてたけどハッとして腕時計を見たら遅刻ギリギリの時間になっていた

「やばい～！急がないと！」

俺は走って校内に入って校長室へと向かった

「失礼しますっ！！すみません！！遅くなってしまいましたっ！」

俺は校長室の扉をノックして中に入った

「ふふ...来たね」

中にはまだ20代ほどに見える人が立派な校長椅子に座っていた

「あ、えと...すみません！思わず学校に見とれてたら遅くなってしまってっ」

俺は必死に何回も謝った

「そうか...この学校もでかいからなそりゃ見とれるよね」

校長先生は優しく怒らずそう言ってくれた

「さて、相葉雅紀くんで合ってるね？」

「はい。」

「そこに座って」

校長先生は俺をふかふかなソファーへと座らせてくれて校長先生は俺の向かい側のソファーに腰を下ろした

「まず今日は二学期の始業式なんだ。その式は君を皆に紹介したいと思っている。それどいいかな？」

「はいっ！」

「後ね、この学校のことについて話しとくから。絶対に聞き逃しちゃ駄目だぞ？」

「？はい」

校長先生が恐ろしいほど真剣な顔で言うので俺は訳が分からなかった

「この学校には生徒会があってな。2、3年生4人で組まれた生徒会なんだがその四人には絶対に逆らっちゃ駄目だぞ？」

「？どうしてですか？」

「あいつらはただ道を歩いているときにぶつかったり、誤ってあいつらをイラつかせてしまうと退学にされてしまう。それは生徒に限らず我々教師もなんだ」

校長先生の目は...生徒会の人を恐れている恐怖の目をしていた
俺は困惑した

「え...は？ん？えぇ？！」

「だから相葉くんも絶対に彼らの機嫌を損ねては駄目だぞ？分かったかい？」

「はい...」

訳も分からず返事をしてしまった...

「よし。ならオッケーだ。これから式だ。移動しよう」

「はい...」

俺は本当にこの学校でやっていけるのか不安で不安で仕方がなくなってしまった

END