43.約束 ページ45
お会計をしてお店を出れば、丁度例の交差点に人々が戻った所だった。
あたりにクラクションが鳴り響いている。
もう敦君も帰ってきている頃なので、そろそろ別れようとエリスさんの方に向き直った。
「では、エリスさん。今日はこの辺で」
そう云えば、何故かエリスさんは不服そうだった。
俯いて両頬を膨らませている。
若しや、楽しくなかったのか……と心配になった。
「如何かされましたか？」
「未だ、もう少し遊びたかった……」
……何てかわいい。
取り乱しそうになるのをぐっと堪えた。
此処でどうにか
「私もです。でも、遊べるのは今日だけではないでしょう？」
ね？と云ってエリスさんの顔を覗き込む。
エリスさんはそれもそうね！と云い笑顔に戻った。
そして私の手を掴むと、此方を見つめる。
「楽しかったわ！A、また遊びましょ！」
「勿論です。では……」
そう云って私はメモ帳とペンを取り出す。走り書きをすると、エリスさんに渡した。
そして人差し指を立てて微笑んで見せる。
「これ、私の連絡先です。暇な時にでも呼んでください、また逢引しましょう。
……森さんには、内緒ですよ？」
そう云えば、華のような笑顔を見せてくれる。
秘密の関係ね！何て云われてしまってはもう後悔はないです。
敵組織だけど、エリスさんとは仲良くなりたい。……幼女同士なら、友達くらいならまだセーフだろうと思って。
約束よ！といいながらエリスさんは手を振り走って行った。
こんなに可愛い子と繋がりを持てたことに感謝しよう。つくづく思った。
「〜〜！」
遠くから、谷崎さんの声が聞こえた。
きっと私を探しに来てくれたのだろう。
楽しみがまた増えた事に嬉しく思いながら、声のする方へと走り、手を振った。
***
こんにちわ、作者の捺樹です。
1ヶ月の間更新出来ずに申し訳ありませんでした……
この作品に飽きた、という訳では無いので安心してください！
実は作者、今年受験の年となります。故に1つのテストが命取り……ということでもあり、また回数も以前よりも増えました。
故に、更新の回数が減ります。
なので長い目で見ていただけると嬉しいです。
今回の更新もようやくテストが終わり安定したのでさせて頂きました。
停止にはならない様ちまちまと更新はしていく予定です。(停止の場合は連絡します)
これからもこの作品をどうぞ宜しく御願いします！
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月城捺樹(プロフ) - 紅夏さん» 有難う御座います！更新させていただきました！ (2018年5月14日 16時) (
レス) id: b10180abe7 (このIDを非表示/違反報告)
紅夏(プロフ) - 面白かったです！これからも更新頑張ってください！ (2018年5月1日 23時) (レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)
月城捺樹(プロフ) - 1つ1つ返せなくてすみません！沢山の方から期待して頂いてとても嬉しいです。遅くなりましたが更新させていただきました。 (2018年2月24日 21時) (レス) id: b10180abe7 (このIDを非表示/違反報告)
みっく - とても面白いです！応援してます、更新期待してます (2018年2月21日 18時) (レス) id: c025c89ca4 (このIDを非表示/違反報告)
蛍原(プロフ) - このような内容の作品大好きです！ 次の話を期待して待機してます(●´ω｀●) (2018年2月19日 23時) (レス) id: 5ee87af96c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月城捺樹 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年10月14日 18時
