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18.人質 ページ20

咄嗟に私を捕まえ銃を突きつけてる杉本巡査

乱歩さんの側を離れてるのが駄目だったか。
此れじゃ容易に敦くんを突き飛ばせないじゃん

「……わー、たすけてー」

「杉本!今すぐ其の子を離すんだ!」

今凄く棒読みで言ったのに気にしてなかったよ。凄いね

ふと太宰さんの方へと視線を向けると、太宰さんも此方を見ていた
多分アレ遣れって云ってる。視線が。

私は頷くと、杉本巡査の顔を見上げた。

「辞めたら如何ですか?無駄な抵抗ですよ」

「う、煩い!黙れ!!」

私を掴んでいる腕の力が強くなる。
待ってお腹痛いよ

「これ以上罪を重ねないでくださいよ。彼女だってそんな事望んでいない」

「黙れっ!何がわかるっていうんだ!」

「貴方の事なんて分かるわけ無いじゃないですか
でも……こんな事をして、貴方は何故警察官になったんですか?」

「っ!」

力が一瞬緩んだ。
私は肘を杉本巡査の腹に入れ、手から逃れる。

「ぐぁっ……!」

「敦くん、行け!」

「ええ?!」

太宰さんが敦くんを突き飛ばした。
敦くんは素早く杉本巡査を捕まえ、抑え込む

「どうして……バレる筈ないのに……」

「続きは職場で聞こう。お前にとっては……"最後の職場"になるかもしれんが。」




杉本巡査は全て白状した。
警察署をあとにする時の、乱歩さんの「割引価格でいいよ!」はとても可愛かった。
26歳でこんなに可愛いなんて狡い。

で、またもや手を繋いで帰っている。
後ろでは面白い会話が繰り広げられてるんだろうなぁ。

「Aちゃん」

「……はい?」

「どうして怖がらなかったの?」

乱歩さんが真剣な顔で此方を見つめる。

「幾ら僕達が居るからと言っても、拳銃を向けられ人質にされたら誰だって動揺するはずだ。
なのに君はそんな様子一切無かった。何でそんなに……何が君をそんな風にさせているの?」

「…何がと言われても、私も自分がわからないんですよね。
何故か吃驚しなかった。何も怖いと思わなかった。

……絶対的な安心感があったんですかね」

ニコニコと微笑む。何故笑っているのか自分でもわからない。
乱歩さんがぎゅっと唇を噛む。
そして、大きなため息をつくと私を掴む手を強くして云った。

「無茶だけは、絶対にしないでね。」

「……乱歩さんが云うなら」

結局私たちは、それから何の会話もないまま探偵社へと戻った。

19.球体→←17.事件現場



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月城捺樹(プロフ) - 紅夏さん» 有難う御座います!更新させていただきました! (5月14日 16時) (レス) id: b10180abe7 (このIDを非表示/違反報告)
紅夏(プロフ) - 面白かったです!これからも更新頑張ってください! (5月1日 23時) (レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)
月城捺樹(プロフ) - 1つ1つ返せなくてすみません!沢山の方から期待して頂いてとても嬉しいです。遅くなりましたが更新させていただきました。 (2月24日 21時) (レス) id: b10180abe7 (このIDを非表示/違反報告)
みっく - とても面白いです!応援してます、更新期待してます (2月21日 18時) (レス) id: c025c89ca4 (このIDを非表示/違反報告)
蛍原(プロフ) - このような内容の作品大好きです! 次の話を期待して待機してます(●´ω`●) (2月19日 23時) (レス) id: 5ee87af96c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月城捺樹 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年10月14日 18時

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