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うとうとしていた中イデアに名前を呼ばれAは顔を上げる。
なに？と声に出ていたかは分からないが目を向けるとイデアの綺麗な瞳が私に射抜く。
もぞもぞともっとイデアに体を寄せるとイデアが唇をキュッと噛みながら抱き締めてくれる。
あったかい…と更に強まる眠気の中「お誕生日おめでとう」と聞こえた声に嬉しくなりイデアに強く抱きつく。
おやすみ、とおでこに軽くキスをされるのと同時に日付の変わる音が響く。
私は14歳になり、また1歩大人へと近付いた。
イデアと早く結婚出来たらいいのに…と思いながら私はイデアの匂いを肺いっぱいに詰め込んだ。
貴方の夢が見られますように…。
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「イデア…」
「A…？おはよ…」
「おはよう…」
軽くイデアの唇にキスをするとイデアも私にキスをしてくれる。
そして2人でおでこを擦り合わせては幸せそうに手を握る。
また顔が近づきAはイデアに合わせてキスを受け入れる。
そんな事を数回繰り返してから2人は起き上がると寝癖の着いた髪で笑い合う。
イデアは全然変わらないというのにAの髪に関してはあちこち跳ねイデアが吹いた。
お風呂に入って、乾かしたと言うのにくせっ毛と言うのはやはり扱いが上手くいかずAは「本当に髪伸ばして大丈夫かな」と口を尖らせる。
「僕がセットしてあげるって」
「前も聞いたけどー…」
「Aの髪が伸びたら僕と髪を編み込めるよ？」
「え、素敵」
「でしょ？じゃあ伸ばそう」
「うん！」
2人で手を繋いで部屋を出ればそれぞれ着替える為に別々の部屋へと向かう。
顔を洗って歯を磨いて、髪をセットしてもらって、動きやすい服を着る。
よし！と身なりを整え終えたAが部屋から出ると少し離れた場所に設置してある椅子にイデアが既に座っており相変わらず青い画面で何やら見ていた。
そーっと近付けば右に漫画、左にアニメが流れていた。
「楽しい？」
「ひっ！」
「あ、ごめん、なんか真剣だったから」
「え、あ、いや！」
プツン、と画面が消えAは首を傾げるも「ご飯いこう！」と手を引かれた。
「兄さんはアニメが好き！漫画とか！」とオルトが話していたのを思い出しAが趣味なのかな？と頭の隅に追いやる。
私だって乗馬はするし、よく読書もするし…あ、漫画って読書の1種なのかな？
インドア派のイデアとアウトドア派の考えが生まれたキッカケになるとはAとイデアはこの時気づいていなかった。
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+ちっく(プロフ) - ((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ！！ご報告ありがとうございます！！これからもバンバン書きます←歪んでる (2021年3月31日 15時) (
レス) id: 0cbf2f128f (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 最初のところ、イデア シュラウドですよ、 とてもいい話ですので頑張ってください(^^)応援してます (2021年3月31日 12時) (レス) id: 89d20ac765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+ちっく | 作成日時：2021年1月26日 18時
