第五十一話 社交辞令 ページ14
＊
私はフラれた事実に気づくと月下獣をかなり
デフォルメ化させた買ったばかりのぬいぐるみに
顔を埋めて泣いていた
いやまあ、告ってもないからフラれるも何もないけどさ
そう拗ねているとピロン、と鞄の中から通知音がなった
カバンからスマホ取り出して見てみると
躑躅森さんからのメッセージだった
メッセージを見てみるとこんなことが書かれていた
“今日は助けてくれてありがとうございました。
次会うまでに空いてる日の予定を聞いてもいいですか?”
…マジか躑躅森さん、あの社交辞令を間に受けたのか…
ていうかコミュ力高いなぁ、流石躑躅森さん
私だったら最初の挨拶でここまで書けないわ
そう思い乍らゆっくりタプタプと文字を入力する
“私は仕事をこなしたまでです。
お礼なんて別にして頂かなくて構いません”
そこまで打って全部消した
その代わりに違うことを打ち直した
“来週の木曜日は空いている予定です
貴女の予定に合わせてもらって構いません”
あそこまでやって私が折れたのだもう云う事はあるまい
だがせめてもの抵抗として平日に指定させてもらおう
送信するとすぐに返信が返ってきた
“判りました!ありがとうございます!”
それを見て私はスマホの電源を落とした
そして翌日、私が仕事の途中でメッセージが来たので
見てみると躑躅森さんは本当に探偵社に有給をとって
私との出かける予定をとったと書いてあった
よく許してくれたな、社長、否国木田さんか?
まあどちらにせよその2人に有給の申請を
することができ、通った躑躅森さんの行動力には
いつものこと乍ら驚いたものだ
そしてそれからまたいつもと変わらない業務、
いつもと変わらない任務、
いつもと変わらない��子上官とのお遊び、
そんな日々を過ごしていると
あっという間に約束の日になってしまった
私はお洒落をしてくるであろう躑躅森さんに
合わせようとない服とセンスを引っ張り出し
指定された集合場所に向かうと
お洒落をした鏡花ちゃんと躑躅森さん
そしていつもの服の敦くんがいた
私を見つけた瞬間三者三様の顔をする3人
私を見て微笑む躑躅森さん
同じように私を見つけて睨んでくる鏡花ちゃん
そしてこちらをむいて申し訳なさそうな顔をする敦くん
これから起こりそうな厄介ごとにまたキリリと
胃が痛んだような気がした
＊
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すばり(プロフ) - くっそぉ…清水ちゃんの性格が性癖にぶっ刺さってますよぉ…！！夢主なんかに負けるなょぉ！！応援してっからあ！！(誰だよお前) (4月30日 21時) (
レス) id: a9f88095b6 (このIDを非表示/違反報告)
るうたん - とっても面白いです！！条野さんとの絡み特に好き...報われて欲しいよ清水ちゃん...続き楽しみにしてます！！ (4月30日 17時) (レス) id: bf608a9225 (このIDを非表示/違反報告)
白夜@清水ちゃん大好き - 清水ちゃん…君はキレて良い。そして好きだ(?)どうも作者様のファンです(?)無理しない程度に頑張ってください！ (4月21日 16時) (レス) @page16 id: e77bc44464 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント - 夢小説あるあるをぶった斬っていくの最高です (4月20日 9時) (レス) id: 511f5d29e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりゆり(プロフ) - 面白くて昨日の夜に1話から全部イッキ見しちゃいました‼️特に清水ちゃんのキャラデザが癖にぶっ刺さって清水ちゃんを勢いで書いてしまったのですが良ければ見てくださいhttps://d.kuku.lu/f7vt2ej26これからも頑張ってください！ (4月8日 15時) (レス) id: 6b0f9acbe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃみゅ | 作成日時：2023年9月5日 1時
