新入社員は元幹部補佐【太宰治】

番外編「旅行」 ページ24

──治と結婚してから三日目──

「たっ、大変です太宰さん！Aさん！」

中島敦が息を切らし乍ら勢いよくドアを開ける

「おや、敦くんお帰り〜」

『お帰りなさい敦くん。どうしたの？』

敦は息を整えながら答える

「商店街の……籤引きで……！中りました‼」

そして手に握っていた物を太宰に差し出す

「紙？えっと……」

敦から紙を受け取り目を丸くする

その紙には大きく《温泉旅行御招待券》の文字

『温泉旅行……！しかも十五名様ですって！』

旅行と聞きAは目を輝かせる

『十五名でしたら…えっと…』

社内旅行が出来ますね！と、はしゃぐ

「まぁ！温泉へ社内旅行！素敵ですわね！」

と、ナオミも乱入。

そして社内旅行は決定した

が、

『あの……えっと……一つの御尋ねしたいのですが……』

少し口ごもりながら尋ねる



『温泉って……何ですか？』

「｢｢え"｣｣」

『温泉……温かい泉とは……？お風呂や銭湯と何が違うのでしょうか……』

引きこもり歴も長く、外の事を余り知らなかったらしく、温泉を知らなかった←

「えっと…温泉はですね…！」

そして温泉についてナオミと敦が必死に説明するのであった←←

番外編「社内旅行……の人数集め」→←…素敵なプレゼント…

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す