悪魔の王様 (ページ49)

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『私、北斗くんと話してみるよ、』

樹「そうなったらあの女をちょっと外さねえとな。」

岩本「なら俺だな。任せとけ」

樹「先生さんきゅ。」『先生ありがとう。』

慎太郎「北斗いつ呼ぶ？放課後？」

『放課後の生徒会室にする。』

慎太郎「分かった。俺たちどうしたらいい？」

『休憩室で待っててくれないかな、怖いんだよね、』

樹「じゃあ俺が伝えとく」

告白する時は北斗くんが勇気を持って私に伝えてくれた。

だから、今度は私が、勇気を持ってちゃんと話すよ。

┈┈┈┈┈┈┈

緊張のまま迎えた放課後。

先に生徒会室で待機してると、

北斗「樹〜？話ってなによ…ってA、？」

『北斗くん、あのさ「ごめん。」えっ……？』

「 Aに嫌な思いさせて、…もうAに嫌な思いさせないから、俺の事忘れて欲しい、お願い、、」

『何で、せめて話だけでも…… 』

「俺から言えるのはそれだけ、ごめん。」

言うだけ言って、彼は、北斗くんは、

生徒会室から姿を消した。

まるで、私の存在を消すかのごとく。

皆で綿密に練ってきた計画は一言で散っていった。