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「私には、大切な者がおりました。」
昼下がりの柔らかな日差しが、向かい合う二人に穏やかに降り注ぐ。
「でも、どうしても思い出せないのです。」
ほろほろと涙が零れ落ちる。
「生きる意味を、見失ってしまいました。」
「(名前)。」
何時の間にか、彼もぽろぽろと涙を溢していた。
「それなら、俺と共に生きてくれないか?」
手を引かれ、ぎゅっと抱きしめられる。あの人とは違う、でも確かな温もり。
「俺とお前は_______だ。だから、」
あ、れ…?
「(名前)、約束しよう。」
思い、出せない…。
私は鬼に成ってしまった。
人間の代わりに鬼を喰らい、喰らい、喰らい続け、人間だった頃の記憶が徐々に薄れていく。理性を呑まれそうになる。
それでも、
私は何も違えない。
だからこの手で、必ず。
___約束を、果たす。
**********
続編となりました。
これからも宜しくお願いします。
※追加の注意事項
鬼達は少し捻くれ者で、でも根は優しく描写されます。(一部を除く。)
主人公は強いですが、最強ではありません。時に己の弱さに打ちのめされ、蹲る事もあります。
苦手な方はUターンを推奨します。執筆状態:更新停止中
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まゆまゆ(プロフ) - 前の読んで猗窩座の尊さ 儚さ キュンキュンしてます。更新楽しみです (2021年3月9日 21時) (レス) id: 442319c796 (このIDを非表示/違反報告)
酸漿(プロフ) - 窩座女_参さん» そう言って下さると本当に嬉しいです。もう暫くしたら更新を再開しようと思っていますので、もし良かったらこれからも宜しくお願いします。 (2019年7月24日 20時) (レス) id: 511b02f073 (このIDを非表示/違反報告)
窩座女_参(プロフ) - 前作から一気読みしてしまいました。凄く面白くて涙が、、。猗窩座ぁ(´;ω;` (2019年7月24日 9時) (レス) id: e12b8d56e4 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 面白いですううううヽ(;▽;)ノ (2019年7月6日 13時) (レス) id: cd70ecd788 (このIDを非表示/違反報告)
酸漿(プロフ) - モモンガさん» 本当に有り難うございますm(__)m これからシリアスな展開が続くと思いますが、どうか宜しくお願いします。 (2019年6月8日 23時) (レス) id: 511b02f073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:酸漿 | 作成日時:2019年5月19日 22時