時空を超えて正しい歴史に直せ【クレヨンしんちゃん】

母の夢 ページ16

{ノーマルside}

吹雪丸は夢を見た···

それはまだ幼き日の己であった

母と共に花畑で蝶を追いかけて母に見守られる自分···

吹雪丸は小さな1匹の喋を手で捕らえた

母『吹雪丸···』

吹雪丸(幼)『母上！
ほら、見てください！』

母『命短き者をイタズラに捕らえてはなりません』

その言葉に吹雪丸は捕らえた蝶を逃がした

母『誰かの生まれ変わりかもしれません···』

蝶を見つめる母の面影を夢に見た

そして、目を覚ます頃には朝日が昇り
隙間から陽の光が溢れた

すると外の方でブンブンと音が聞こえ吹雪丸は外へ出てみると···

結雨が手頃な木の棒を持ち素振りをしていた

吹雪丸「結雨、早いな」

結雨「おぉ、吹雪丸か
よく眠ってたみたいだが···夢でも見たか？」

吹雪丸「···あぁ···
とても、懐かしい夢だ···」

結雨「···夢は予言だったり過去を見せたりするって聞くが···
お前が見たのは···
きっと···誰かとの思い出なんだろうな」

吹雪丸「···お主は···」

結雨「ん？」

吹雪丸「···いや、何でもない」

結雨「そうか？
ずっと素振りしてたから汗を流してくる
向こうに川を見つけたんだ
ついでに朝飯の調達もしてくる」

吹雪丸「分かった」

結雨は手をヒラヒラと振りながら森の中へと入って行く

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