コミュ障ですが……

コミュ障 9 ページ11

お昼────

詩「ほら、立てますか？」




A「たたた立てます……」




あ「なんでだろう……」

96「胸きゅんシーンなのに」

作「詩人さんがAさんを介護しているようにしか見えない……」

あ96「作者！頑張って！」

作「は…はい？」




保健室────


コンコン




詩「失礼しまーす。あれ？先生いない」




A「どうしますか？」




詩「まず熱を測りましょう。これ使ってください」




A「はい…」




ピピピピッ




詩「38度……Aさん無理しすぎですよ……」




A「すいません……」




詩「とにかくベットに入ってください私は冷えピタ探してきます」




待って……行かないで……怖い……




A「待って……」




キュッ

一人になるのが怖くてとっさに詩人さんの制服を掴んでしまった……




詩「おっと…どうしたんですか？Aさん」




A「急に一人になるのが怖くなってしまって……でももう大丈夫です！」




詩「……冷えピタ取りに行くだけですから！怖くなったら呼んでください！」




A「……分かりました」







【詩人side】

やっと俺のsideだ〜！
あっ！なんで『私』じゃないかと言うと、あれは『キャラ』だからです

だから元々の一人称は『俺』です

まぁそんなことはさて置き




詩「寝ちゃった……」




Aさんが寝てしまいました……
冷えピタ貼っていいのかな…起こしたらどうしよう……





詩「……すいません！」




A「冷た……ﾑﾆｬﾑﾆｬ…Zzz」




よ…良かった〜！寝てくれた〜！
て言うか『ﾑﾆｬﾑﾆｬ』って可愛い！




詩「なんか妹みたい……」((ﾎﾞｿｯ





一方その頃────

あ96「ダメじゃん！駄作者ァ！」

作「すすすいません！！」

あ「何が『妹みたい……』で終わらせてるんだよ！もっと恋愛っぽくしてよ！」

作「でも…詩人さんってそういう事に鈍いって感じがして……」

96「まぁ…確かに……現実でもそうだけど…」

作「だから、『妹みたいな存在』から『守ってあげたい存在』にしたいなって思いまして……どうですかね……」

あ96「作者ァ！」

作「は…はい！」

あ96「天才！その調子で頑張れ！」

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