4.転入生とは総じて扱いが珍獣なものである ページ5
｢お前ら、席につけ。今日は転入生が来ている｣
｢｢｢転入生！？｣｣｣
転入生。新学期が始まったばかりの中途半端な時期の転入生に、教室中がざわめく。
雄英の、しかもA組への転入となれば、相当実力があるに違いない。
｢よし。入れ｣
そっと教室に入る。皆、興味津々といった面持ちで、一斉にこちらを見ている。
｢………トリカブト……｣
｢｢｢とりかぶと？？？｣｣｣
すごいな。皆息ぴったりじゃないか。私は助けを求めるように相澤先生を見上げる。
｢狗巻A。こいつは訳あって語彙力が毒草しかない。肯定は｢トリカブト｣で否定は｢ドクゼリ｣だそうだ。他のは知らん。｣
｢トリカブト！｣
とりあえず笑顔を作って元気いっぱい答える。
｢トリカブトとドクゼリで大体の意思疎通は出来るが、細かい会話は筆談でやれ｣
自己紹介(主に相澤先生による)を終えると、一斉に質問攻めにあう。
｢どこから来たの？｣
｢なんでお面付けてんだ？｣
｢どうして毒草しか喋れないのかしら？｣
｢個性は何だ？｣
｢う、うぅ〜〜キョウチクトウ〜〜〜！｣
多い多い質問が多い。まって、困る、困るから…
せめて順番に喋ってくれ……
｢君たち！狗巻さんが困っているだろう！順番に、質問がある人は挙手！｣
なんだか暑苦しい人だ。だけど助かった。リーダーシップのある人のようだ。
まず1人目の質問
｢私は麗日お茶子！あの、失礼な質問だったらごめんね。狗巻さんはどうして毒草しか喋れないの？｣
『私の言葉は呪言だから。言葉を発せば周りに危害を加えてしまうから』
｢｢呪言……？｣｣
｢それは個性ってことかな？｣
個性……個性………うーん、個性ではまったくないのだが、説明も面倒臭いし、まぁ個性ということにしておこう。
｢トリカブト！｣
｢ふぅん。よく分からん個性だけど、まぁそのうち分かるだろ！あ、俺は切島鋭児郎！よろしくな！｣
1限目の始まるまでの僅かな時間。ワイワイと賑わい、沢山の友達ができた。
最初は不安ばかりだったけれど、みんないい子たちばかりで、元の世界に帰るまでの間、この子たちとなら一緒に居てもいいと思えた。
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(・ω・)ﾆｬｰ - 性癖なら仕方ない。性癖なら仕方ない。(鼻血)(*-∀-* ) (2022年4月23日 15時) (
レス) @page38 id: c5e6681fe0 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 僕はスズランが好きですね。理由？花言葉が再び幸せが訪れる（幸せの再来）・純粋だからです！ (2022年4月19日 21時) (レス) @page39 id: c7d9065f1d (このIDを非表示/違反報告)
Akari_0398(プロフ) - この後、狗巻くんもこっちの世界にトリップしたりしませんかね?!番外編とかで大丈夫です!! (2022年1月27日 18時) (レス) @page39 id: ae75361447 (このIDを非表示/違反報告)
ﾋﾟｮｴッッг(^р^г ) - 横から失礼します。作品最高っス！ところで推しが頬に返り血ついてるとか、全身傷だらけで吐血したりすんのってエッッtですよね(早口)(遺言) (2021年2月27日 17時) (レス) id: 56fc116dbb (このIDを非表示/違反報告)
ぱらら(プロフ) - 名も無きウルクの民さん» 後出来ればでいいので普通に呪術廻戦のを作って欲しいです！(出来ればでいいので） (2021年1月24日 0時) (レス) id: 528bfd8f20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名も無きウルクの民 | 作成日時：2020年11月22日 20時
