第18夜 ページ20
僕はまわりなんか気にせず、おにいにギューッと抱きついていると、僕を軽く抱きしめ返しながらおにいは話を進めた。
「んで？なんだっけ？寮の話？
いいねぇ〜会話がフレッシュ！！お兄さん達がなんでも教えてあげよう！」
「てか、他の寮よりもまずうちの寮について教えて欲しいんですけど
あのハートの女王の法律とかいう変なルールは一体なんなの？？」
そう言うと、エースはおにいの方を見る。
説明を求めるように見ていると思うが、お兄が話す前に僕は不機嫌そうにぼそっと告げる。
『おにいは先輩なんだよ、なんでタメなの。しかも同じ寮の先輩だよ？？』
「えっあっ、悪い……じゃねぇや、すんません…」
ムスッとするとおにいがなだめるように頭を撫でてきた。
それが嬉しくて、僕もおにいに頭を軽くぐりぐりとする。
そんな僕たちをみたトレイ先輩は苦笑いをしつつ話し始めた。
「伝説のハートの女王についてはお前たちもよく知っているだろう？
規律を重んじ、厳格なルールを作ることによって変なやつらばかりの不思議な国を治めていた。」
そしておにいも続けて話す。
「そんなハートの女王をリスペクトして我がハーツラビュル寮生は、ハートの女王のドレスの色である赤と黒の腕章をつけて、ハートの女王が作った法律に従うのが伝統ってわけ！」
軽い口調でウィンクをしながらそう話す。
「肩がこりそうな寮なんだゾ……」
『だから変な……ゴホン、個性が豊かな子が多いのか』
「おい、聞こえてるからな？A？？」
じとーっとエースとデュースを見ながらボソリと告げるがどうやら聞こえていた様子。
"ごめんあそばせっ"と話を流す。
そのまま話を聞くとこによると、どうやら現寮長のリドル先輩は歴代の中でも真面目でめちゃくちゃ厳しいらしい。
大変だなぁ。
そして、それぞれの寮にはキャラ？で大体わかるらしい
「例えば…ほら、アイツ」
「犬の耳が生えてる…！？」
トレイ先輩が指さす方にいたのはジャックくん。
サバナクロー寮の人をユウは見たことないらしくて驚いていた。
『あ、ジャックくんじゃん。僕の寮の子だよー』
「そうそう、サバナクローは運動とか格闘が得意なタイプが多い寮なんだよね〜
肉体派って言うか、イカツイお兄系っていうか？黄色と黒の腕章つけているのがサバナクロー寮」
そう説明すると、僕の腕章を触ってみんなに見せるおにい。
するとグリムが疑問があるとでも言いたげに首を傾げた。
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いちご - とっても面白いですね！あの、ジェイドがモストララウンジで待ってますのところがもすトロラウンジになってます (2021年7月5日 18時) (
レス) id: 9456969f10 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃唐綿-ﾙﾘﾄｳﾜﾀ-(プロフ) - ザクロさん» ザクロさんありがとうございます！！頑張ります！！！！ (2020年4月30日 13時) (レス) id: 9ef8fa1231 (このIDを非表示/違反報告)
ザクロ - 更新頑張ってください！続き楽しみにしています！ (2020年4月29日 18時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃唐綿 | 作成日時：2020年3月29日 15時
