第11夜 ページ13
『えーっと、先輩方？？？そろそろ戻りません？？授業始まりますよ？？』
「やーだ。授業なんか出なくたって100点取れるしいいじゃん」
サラリと凄いことを言うフロイド先輩。
え、授業出ずに100とかやばすぎでしょ…
『フロイド先輩はいけても僕は無理なんですよ…』
「では私が力を貸しましょうか？テスト対策ノート等色々ありましてね？？」
『いえ、大丈夫です。お気にならさらず。』
閃いた！とでも言うように提案をしてくるアズール先輩だが、なんか裏がありそうで怖かったため丁重にお断りをさせていただく。
「ならば勉強会でも開きますか？？僕たちの寮で……」
『いえ、同じ寮に同クラの子がいるので。』
ジェイド先輩も流れに乗ってかは知らないけど言い始めたので、こちらも丁重にお断りをする。
ダメだこの人たち。どうしよう。
ぐぬぬ……と1人唸っていると、見知った後ろ姿を見かけた。
お！？！？ナイスタイミングだっっっ！！！
思い立ったが吉日。
急にガタッと立ち上がり、その人の名前を呼んだ。
『ラギー先輩！！！！！』
僕の声に反応してこっちを見たラギー先輩は、僕の周りを見て何となく察したのか、なぜ呼んだのか分かるとでも言うように手を貸してくれた。
「Aちゃん！ここにいたんスね、探したんスよ〜！！レオナさんが呼んでたんで一緒に行くっス！！」
『はい！！
……と、いうわけなので、先輩方すみません。今日のところはこれで…！！誘ってくれたことと、奢ってくれたこと、ありがとうございます。』
「えぇーなんで行くのぉ？？」
「……それは、仕方ないですね。また近々一緒に食べましょう？」
「挨拶しか出来なかったのが残念ですね。また次回にゆっくりと…」
『そうですね！！！また誘ってくださいな！！それでは！！』
順に言ってくる言葉を何となく聞きながら、そのままお礼をしてラギー先輩の後に着いて大食堂を後にした。
『いや、まじありがとうございます…助かりました……』
「すごいメンツに囲まれてたっスね」
と苦笑いするラギー先輩に、僕も苦笑いで返す。
『ナイスタイミングすぎでした…！！では授業もそろそろ始まりそうですし、僕はクラスに戻りますね』
「そーッスね！じゃあまた放課後寮で！」
手を振ってくれるラギー先輩に軽くお辞儀をして、クラスへと戻る。
なんか……この昼休みで、どっと疲れた気がする…。
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いちご - とっても面白いですね！あの、ジェイドがモストララウンジで待ってますのところがもすトロラウンジになってます (2021年7月5日 18時) (
レス) id: 9456969f10 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃唐綿-ﾙﾘﾄｳﾜﾀ-(プロフ) - ザクロさん» ザクロさんありがとうございます！！頑張ります！！！！ (2020年4月30日 13時) (レス) id: 9ef8fa1231 (このIDを非表示/違反報告)
ザクロ - 更新頑張ってください！続き楽しみにしています！ (2020年4月29日 18時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃唐綿 | 作成日時：2020年3月29日 15時
