ＢＡＲＭＡＧＩＣで乾杯を。 (ページ2)

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スーズ・トニックページ2

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☆..:**:..☆..:*スーズ・トニック*:..☆..:**:..☆

チリン

と鐘の音が鳴った。

「そろそろ、誰かがこの店(BAR)に来る頃ね」

そう言って彼女はバーテンダーのユニフォームを着た。

数分すると彼女の言う通り若い女が来た。

見たところ歳は大学生くらいで、表情が暗い。

「すみません。私の話聞いてくれますか？」

女が先に言葉を放った。

「いいですよ。」

彼女(バーテンダー)は笑顔で答えた。

「最近、おかしいなとはおもいはじめたんです。

　仲の良かった友達みんなだんだん私から離れて行っているような気がして・・・

　そしたら、やっぱりみんな私のことを無視するようになってきって・・っ」

そこまで話すと、女は泣き出してしまいそれ以上話を聞くことはできなかった。

「そうですか・・

　では、こちらをどうぞ。」

彼女(バーテンダー)はすべてがわかったかのように女に接し、

カクテルを差し出してきた。

「これは？」

女が聞いた。

「これは〈スーズ・トニック〉というスーズとトニックウォーターを使ったカクテルです。

　アルコール度数は弱めで甘いので、悲しい時に飲むといいですよ。」

女は、彼女の話を聞くとカクテルの入ったグラスを手に取った。