73.社長と ページ39
陽葵side
探偵社。
潤にぃにと賢治にぃには調査任務。
敦にぃにと鏡花ねぇねは非番。
葵は葵パパのお仕事に着いて行った。
乱歩にぃにと晶子ねぇねも他の任務。
にぃには入水。にぃにを探しに独歩にぃにも外に出た。
ナオミねぇねと春野さんは事務仕事で忙しそう。
『…暇だなぁ…』
書類はまとめたし…
福沢「陽葵だけか?」
椅子に座ってクルクルしてるとそう声をかけられた。
『お父さん!』
探偵社の社長、福沢諭吉。
お父さんと呼ばせてくれる頼もしい人。
福沢「書類は…やってあるのか。」
『うん。』
福沢「…暇か?」
『暇!』
福沢「では、私と公園に行こう。」
そう言って陽葵を抱き上げてくれるお父さん。
探偵社の近くの公園に着くと沢山の猫ちゃんがいた。
『猫ちゃん!』
福沢「この時間は猫がよく集まっているんだ。」
『可愛いの〜( *´꒳`* )』
猫ちゃんの頭を撫でていると、お父さんは着物の袖から煮干を取り出した。
福沢「あげてみるか?」
『うん!』
猫ちゃんに煮干を差し出すと食べてくれた。
しばらく猫ちゃんと遊んでいるとお父さんに話しかけられた。
福沢「陽葵。」
『なあに?』
福沢「いつもありがとう。」
『??』
福沢「お前のその無邪気さと笑顔が探偵社全員を支えてくれてる。ありがとう。」
『うん!』
お父さんは腕を広げた。
陽葵は立ち上がりそこに向かって飛び込んだ。
お父さんは静かに陽葵を抱きしめてくれた。
大きい手が陽葵の背を撫でる。
しばらくして、
福沢「そろそろ乱歩達辺りが任務から帰ってくるだろう。後で乱歩と共に餡蜜を食べに行こう。」
『陽葵もいいの?』
福沢「あぁ。」
『うん!行くっ。』
福沢「では、1度探偵社に戻ろう。」
そう言ってお父さんはまた陽葵を抱き上げた。
『幸せだな、陽葵は。』
104人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
五月雨(プロフ) - バルゴさん» ありがとうございます! (2019年2月17日 0時) (レス) id: 5d19971940 (このIDを非表示/違反報告)
バルゴ(プロフ) - 五月雨さん» 何件かその話を頂いているのでパスワード解除しますね。 (2019年2月17日 0時) (レス) id: c234dca2b4 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨(プロフ) - ヒーロー嫌いの私が雄英に?のパスワードを教えていただけませんか?最初から読みたいので!よろしくお願いします! (2019年2月16日 19時) (レス) id: 5d19971940 (このIDを非表示/違反報告)
太宰皐月 - ありがとうございます! (2018年12月10日 16時) (レス) id: ae87a5aaa1 (このIDを非表示/違反報告)
バルゴ(プロフ) - 太宰皐月さん» コメントありがとうございます!!全然良いです!じゃんじゃん使って下さい!笑 (2018年12月7日 18時) (レス) id: c234dca2b4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:バルゴ | 作成日時:2018年10月20日 20時