【文ｽﾄ】太宰治の妹は元ポートマフィアのオアシスでした。弐【太宰治】

72.シャドとメロス ページ38

陽葵side

『そう言えば葵。』

葵「ん？」

『あの時乗ってた黒い影？みたいなの何？』

葵「あ〜、シャドの事？」

『シャド？』

葵「うん。僕の異能力から生まれた影だよ。」

そう言った葵の背後から黒い影が現れた。

『!!びっくりしたの…笑』

葵「お、噂をすれば。この子がシャドだよ。」

メロスと似てるんだね。

大きさもメロスと同じ。

『女の子？』

葵「うん。」

『メロスと会わせてみよっか！』

葵「いいね！」

陽葵は目を瞑った。

異能力──────────走れメロス。

メロス「陽葵…様。」

『メロス、見て。』

陽葵はシャドを指差した。

メロス「この者は…」

『葵の異能力から生まれたシャドだよ。メロスと似てるね？』

メロスはシャドを見つめている。

シャドもまたメロスを見つめていた。

メロス「…」

シャド「…」

葵「…(^^;」

『多分お互い不思議に思ってるんだね…笑』

仲良くなるにはもう少しかかりそう。笑

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