【名探偵コナン】嘘をつくのが趣味なので。4

Ep.159 とっとと出てけ ページ14

十分ほど話し込んだ後、そういえば、と扉に手を掛けた沖矢さんが最後に振り返る。

なんなんだ早く行け。お前と話してると身体が強張るし心労が溜まる。


「起きた時は驚いただろう。爆弾を抱えて眠ったハズの君は今こうして五体満足で生きている……事件の詳細はもう聞いたのか？」

「爆弾が爆発しなかった、とだけ」

「そうか。その爆発を防いだのはあの探偵のボウヤだ」

「え、……コナンくん？」

「単身犯人の元に乗り込んでな。君が目を覚ました時、彼がそばにいなかったか？」

「………い、た…」


確かにいた。けど彼を拒絶してしまったのは、紛れもなく私だ。

何も話してくれなかったからとコナンくんを責めることはできない。


「……そう、ありがとうございます。んじゃとっとと出てけ沖矢さん」

「ええ、では……仰せのままに」


力が抜けてベッドに倒れこもうとした────が、今度こそ去ろうとする背中に今度は私から声を掛ける。


「……コナンくんに、伝言」


閉まりかけた扉が僅かな隙間を残して静止する。返事はない。


「見舞いに来なかったら相手構わず君の秘密を暴露する、って」


一拍の間の後、「承ろう」と声がして、足音が少しずつ遠ざかっていった。





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☆.。.:*・°☆.ほろにがクラゲの部屋°☆.。.:*・°☆*:


臨時速報です。

今週のアニコナ(900話)でうちの夢主が死滅致しました事をお伝えします。

繰り返します。桔梗 Aが爆死しました。


「生きてます」


生きてるそうです。

番組の途中大変失礼致しました。

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