【文豪ストレイドッグス】敦の姉はポートマフィアの一員で……

２９話 ページ31

いよっしゃぁあぁぁぁぁぁぁ!!!!貴女side


中「潜入捜査ですか」


森「うん。A君と二人で」


『もしかしてアレですか。殺す感じですか』


森「勘がいいね。A君


そう、ある企業の社長だよ。


日時は二日後。


写真は当日に見せるから頑張ってきてね」


中「『はい!』」


私


ポートマフィアに入って初任務だよぉぉぉぉ!!!


幹部補佐に上がったら任務くれるんだねありがとうございます


楽しみだなぁ


しかも潜入捜査だぞ!!


潜入捜査!!


『フフ………フフッフ』


中「何ニヤけてんだよ気持ち悪ィな」


『隣の勝手に喋る帽子なんかほっといて準備しよ』


中「殺す」


『………』(逃)


中「またかよ!!」


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幹部補佐になってから月火水木金土日が過ぎた


あ、うん一週間ね、一週間


変わったことといえば


会議にもよく参加するようになったから


私の時代遅れが無くなった


あと


これは私個人の変わったことなんだけど


中也見てるとなんだか胸の奥が熱くなる


何でかは分からない


だけど病気とかでは無い気がするからほおって置いても大丈夫だと思う


直接聞くなんてそんな芸当出来ない☆


って云うか、恥ずかしい


芥「Aさん」


『おー、やつがれ君。


如何したの？』


マフィアのビルの廊下で芥川に話し掛けられた


芥「僕(やつがれ)は芥川です。


話したい事があるので付いて来てくれませんか？」


話したい事…………？


『良いけど……』


一体何の事だろう


芥川に付いていき、外に出た


え？外？


そしてマフィアのビルに一番近い公園に着いた


『？』


芥「Aさん


じっとしていて下さい」


『へ？』


芥「”羅生門”!!」


『え？』


羅生門は私を取り囲み、一瞬にして包帯グルグル巻きになった


どゆこと！？


やつがれ君！？！？


口も塞がれてるから声も出せない


イメージ的には毒キノコ食べた太宰さんに包帯のグルグル巻きにされた敦くんを想像して欲しい


そんな感じ


芥「すいません


太宰さんの頼み故(ゆえ)……」


は？


太宰？


ﾎﾟﾝｯ


と肩を叩かれる


真逆………


ゆっくり振り返るとそこには太宰の姿が


『――――――ｯｯ!!』


嫌ぁぁぁぁあぁぁぁぁだぁぁぁぁ!!!


太「久しぶりだね、Aちゃん」


芥川ぁぁぁぁぁああああぁぁぁ!!!!!!


騙したなぁぁぁぁぁぁああああ!!!

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