ひと恋 (ページ45)

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その後もいくつか、お互いにみたいところに入ったりして、
買い物もした。

ユ「ちょっと休もうか」

『そうだね』

そういって、近くのファミレスに入った。

ユ「色んな所見れてよかったー！！！たくさん連れ回してごめんね？」

『ううん！全然大丈夫！私もたくさん連れ回しちゃったから、お互い様かな？(笑)』

ユ「そうだね(笑)お互い様ってことしよ！(笑)」

そういって、けたけた笑うユーキくん。

あ、呼び捨て……………
頑張って呼び方変えよう。こういうのって、さらっと言った方がいいよね？
そっちの方が変に恥ずかしくないし。よし。

『おなか減ったなー。ユーキは何食べる？』

よし。自然にできた。
ちらっとユーキの方をみると……………

ん？固まってる？

『ユーキ？ど、どうしたの？？？』

すると、涙目になるユーキ。

『えっ！？どこか痛い！？大丈夫！？！？』

ユ「ご、ごめんっ！その、あの、名前…………」

呼び捨てにしてたの、気づいたのか。
そう思うと少し恥ずかしくなってしまう。

ユ「やばい、今どうしようもないぐらい嬉しい、泣きそうになった」

そういって、涙目で笑うから、涙が頬をつたう。
ただそれだけなのに、私まで嬉しくなって、泣きそうになる。

私はほんとに幸せ者なんだな。

こんなに私を思ってくれる人がいるのかな。

ずっと自分が思い続けてきていた側だから
何ともいえない感覚。

少ししてから落ち着いたユーキ。

ユ「驚かせてごめんね？ご飯たべよ！！！！」

そういって、２人でメニューを見始めた。