ひと恋 (ページ24)

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放課後、夏とカラオケに行くことにした。
ショッピングしながらってのもあったんだけど、
また、カイくんに会ったりして、また彼女さん一緒だったら……………
そうおもったから、ショッピングはなしになった。

カラオケに着いて、部屋に入るやいなや、
夏「で？どうしたの？」
と、いきなり本題へ。

そして、昨日あったことを話した。
カイくんを見かけたこと。
彼女さんと一緒にいたこと。

そして、話し終えて、夏は少し考え込んでから
夏「なんとなく思ったんだけど、その女の人ってほんとに彼女？」

『だって、腕組んでたんだよ…………彼女じゃない人と腕なんて組まないでしょ？』

夏「勝手に腕組まれてたんじゃないかな？カイさん昔からモテるじゃない？だから、女の人の方が勝手にってことありえるよ？」

『けど、それだったら、ほどかない…………？』

夏「うーん…………それもそうだね…………」

『何回もね、そうなんじゃないかなって思ったんだけど、だけど、やっぱり見ちゃうとその考えの方が違う気がしちゃって…………』

だんだん涙声になる私を
うんうんと頷きながら抱きしめてくれる夏に
また涙が出そうになる。

夏「けど、まだ好きなんだよね？」

『………………うん。』

夏「なら、もう少し頑張ろ！わたしもまた一緒に相談乗ったりするから！！！」

『…………うん、ありがと！』

そして、その後は２人でたくさんたくさん歌った。