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その時間はずっと角名くんとやり取りが続いていて、話せば話すほど角名くんへの好きが増す。

それと同時に女の子慣れしてる返信に少しだけ凹んだ。

角名くんは優しい上にモテるんだからそりゃ女の子が喜ぶ返信の仕方くらいわかってるだろうけど

さり気なく褒めてくれたり

ちょっと意地悪になったり

普段落ち着きのある彼が男子高校生らしいノリになったり

そんなの、ずるいと思う。

角名くんのその言葉を独り占めしたいって、どんどん欲張りになってく。

課題は山積みだな〜、、、

放課後、部活に行こうと廊下を歩いると掃除当番だったのだろう。

ゴミ袋を持って焼却炉へと向かう角名くんと出会う。

「あ、かなえ帰り?」

「んーん!部活!30分で終わるけどね笑」

「ボランティアだっけ、じゃあ今日はバイトないんだ?」

そう聞いてくる角名くんにうん、と返すと

あ、じゃあさと言った後

「部活、見てかない?」

って言われた

角名くんから、誘われた。

嬉しくってすぐ頷きたいところを抑えてなんで?って言う目線を込めて首を傾げる

「俺なんか今日乗り気じゃないんだけどさ、Aに見られてるって思ったら調子でるかなーって」

「え"、どゆ意味、、?」

「Aバレーのことになると厳しいから、ちゃんとやんなきゃってなる笑」

「あぁ!いや、私いなくてもサボったら主将さんに怒られるよ笑」

「そう、毎回北さんにバレる。」

「A、来てくれる?」

そう改めて角名くんに言われて、断るはずもなく

「うん、今日特に何もないし部活終わったらお邪魔しようかな」

と、伝えれば「ん、待ってる。部活がんば」

そう言って私の頭に一瞬ぽんと手を置いて焼却炉へと向かっていった。



びっっっっっっっっくりした!!!!

まって、まって

突き破って出てくるんじゃないかってくらい心臓が激しく動く

角名くんに部活みにこない?と誘われた挙句

頭ぽんってされた????

角名くんは少女漫画から飛び出してきちゃったんですか??

あまりにもスムーズにやられた一連の動作

角名くんは恐ろしいほど様になっていてそう思わざるを得なかった。

なんとか心臓を落ち着かせて、教室に入りさっさとやる事を終える。

30分なんて言ったけど今日は次の校外ボランティアの案内を渡すだけだったから10分足らずで終わってしまった。

3年生が引退して、2年は私と生徒会にも所属する友達のみ。

必然的に私が部長をやらなきゃいけなくなったけど部長特権で早く終わらせた。

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かなちょす(プロフ) - すすさん» コメントありがとうございます!書きたいところだけ書いてしまってるので本当に急展開で申し訳ないです(^^;)文才、、私も欲しいくらいですがお褒めの言葉ありがとうございます! (2021年1月4日 14時) (レス) id: 19fa65fe85 (このIDを非表示/違反報告)
すす - 展開が急なのに変な感じがしないのは、かなちょすさんに素晴らしい文才があるからなのですねぇ。、、、わけてください (2021年1月3日 18時) (レス) id: 34647cc332 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かなちょす | 作成日時:2021年1月2日 0時

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