二話 ページ3
『どこかなー？』
幼い子供は詳しい場所も
知らないのに見付けるのは無謀だとか
そんなの考えない生き物だったりするもので。
私は昔から好奇心旺盛な為。
家の近くという情報だけで探そうとしていた。
私の家は中々いい物件で、
駅も近いし商店街も近い、
幼稚園はそこそこ遠いがバスなので問題なし。
この日は駅の方を探しにいった。
理由はない。気まぐれだ。
駅の方は人が兎に角多い。
大人に阻まれて先に何があるかも分からない。
見えるのは薄茶色のタイルと蒼空だけ。
この日は結局見つからなかったし、
探せなかった。
てか迷子になりかけた。ガチで。
次の日は商店街のほうを探すことにした。
といってもお使いついでだった。
商店街は駅ほどではないが人は多かった。
それでも顔見知りが
多いだけでとても安心するものだ。
頼まれた物を買いつつ、商店街を見て回る。
「Aちゃん！お使いかい？」
『おにく屋のおじさんこんにちは！
そうだよ！おつかいしてるの』
「偉いなあ！挨拶もできて。
そんな良い子には飴をあげよう」
『わあーありがとう！』
ここの人達は優しい人達でいっぱいだった。
だから特に用はなくても遊びにきていた。
私は辺りを見渡しながら神社を探した。
時々人にも聞いた。
だが商店街は多くが母親と同じぐらいの世代。
母親が知らないのだから、
ここの人達が知っている筈はない。
ふと、違和感のあるところを見付けた。
路地だ。路地というのはあまり人は通らない。
たまに悪い人達がいるぐらいだ。
人目につかないので好き勝手しやすいし、
人と関わりたくないものもいる。
だからそのもの達が好みやすい場所なのだ。
だから普通なら驚くほどうじゃうじゃいる。
派手に転んで膝の皮がめくれ肉がみえても
泣かずに我慢した私でもこれをはじめて
見た時は大泣きした。
それぐらいうじゃうじゃいる。
見てるだけで気分が悪くなる。
だけど、その路地は違う。
そのもの達が全くいない。
見てるだけで気持ち悪くならない。
寧ろ安心する。神社に居る時のようだ。
私はゆっくりその路地にはいった。
先には沢山の人が行き交う道のはずだ。
なのに、目の前にひろがるのは神社だった。
「わっ！驚いたか？」
『わあ！』
いきなり後ろから驚かされた。
振り向いたら……綺麗なお兄さんがいた。
だが人ではない。
そのお兄さんは私の顔をみて驚いた。
「こりゃあ驚いた…そっくりだな」
これが出会いだ。
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桜(プロフ) - どっちも大好きだけど、どちらか選べと言われたらタ○ミ選びます。レ○ンも大好きです (2019年1月30日 19時) (
レス) id: f7e378869c (このIDを非表示/違反報告)
とろろ昆布(プロフ) - 小説には、関係ないですがツンデレの弟とはレ○ンさんですか！？タ○ミさんですか！？まぁ、どっちも好きだからどっちでもいいですが！私もFE大好きです！！ (2019年1月27日 10時) (レス) id: fb7bd13adb (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ありがとうございます！ここからどんどんヤンデレ加速させたいと思ってます！ (2018年12月29日 0時) (レス) id: f7e378869c (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 鶴さんのヤンデレぇ……最高です！ (2018年12月29日 0時) (レス) id: 58777ef85e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇なようで暇じゃないやつ | 作成日時：2018年12月20日 22時
