60話 明日から!! ページ10
デュース「はぁ〜〜〜〜っ………………。
退学免除……。力が抜けた。」
エース「やれやれだねー。」
そんな疲れきった2人とは反対にグリムは上機嫌だった。
グリム「らんららん♪明日からオレ様もナイトレイブンカレッジの生徒なんだゾ!
オマエたちなんかぶっちぎって学年首席になってやるんだゾ〜〜〜!」
エース「Aと二人で一人の半人前のクセしてよく言うぜ。……まー、良かったんじゃないの?」
デュース「明日からは同級生だな。
A、グリム。」
A「そうだね、上手くやっていけるかなぁ。」
デュース「魔法が使えないくせにバケモノを前に腹をくくったお前は、なかなか根性キマッてだぞ。
あの気合いがあれば、この学校でもナメられないでやっていけるだろ。」
エース「あのさ、そのたまに出てくるワル語録はどうしちゃったわけ?」
デュース「エッ!?そ、そうか?普通だろ?」
普通かな……?普通なのか……?
エース「ま、いいけど。
そんなことより早く寮に帰ろーぜ。
せっかく退学免除になったのに初日が遅刻じゃキマらない。」
デュース「そういえば俺たちはハーツラビュル寮所属だがお前たちの寮の名は?」
グリム「オレ様たちはずっと使われてなかった寮に住んでるんだゾ。
さしずめ“オンボロ寮”ってトコだな。
でも、あそこゴーストが住み着いてるんだゾ……うう……。」
A「んなぁ……。嫌だよなぁ。」
エース「えー。オレもそっちの寮が良かったな。毎日寮で、真面目クンの顔を見なきゃいけないかと思うと、やんなるわ。」
デュース「それはこっちのセリフだ。サボり魔エース。」
エース「はいはい、退学に半べそかいてた泣き虫デュースくん。んじゃ、また明日ね、A。」
去っていく2人に手を振る。
A「あっ…名前。」
グリム「なんだかんだいいコンビなんだゾ!
さ、オレ様たちも寮に帰るんだゾ!」
A「そうだね!!!帰ろうか!」
グリム「明日からは雑用係じゃない。
ついに…ついに!ナイトレイブンカレッジの生徒として、オレ様たちの輝かしい学園生活が始まるんだゾ〜!」
そういって、グリムは私の肩に乗った。
…………。
A「ねえ、グリム?」
グリム「ん?」
A「底が抜けるベッドと神出鬼没の学園長とゴーストが来る寮よりもさ、デュースと会う寮の方が比べ物にならないくらい良くない?」
グリム「それは、オレ様も思うんだゾ。」
A「だよね。」
やっぱそうだよな。うん。
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カリン(プロフ) - オムライスさん» 返信遅れてごめんなさい!!一気読みするほど楽しんでもらえてよかったです!これからも引き続きよろしくお願いします! (2020年4月25日 8時) (レス) id: a65dfc2637 (このIDを非表示/違反報告)
オムライス(プロフ) - 続編おめでとうございます!面白くてついつい一気読みしてしまいました笑更新頑張ってください! (2020年4月24日 0時) (レス) id: 8c1b28c023 (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - ありがとうございます!その言葉だけでとても力が貰えます!これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします! (2020年4月3日 0時) (レス) id: a65dfc2637 (このIDを非表示/違反報告)
まーやみ - 続編おめでとうございます。この小説いつも楽しみに読ませていただいてます。これからも応援しています頑張ってください。 (2020年4月3日 0時) (レス) id: 9566cb15d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シルフォン | 作成日時:2020年4月2日 23時