せっかく可愛くて、頭いいのに常にうるさい残念系女子。その2

52話 返せコール！？ ページ2

A「よっしゃ！さすがデュース！！」

グリム「やった！上手くいったんだゾ！
オイ、見てみろA！
バケモノがさっきのエースみたいに大釜に押しつぶされて、ペッタンコになってるんだゾ！」


あれ！？さっきエースに一言余計っていってたの何処の誰だっけ！？

エース「さっきのオレみたいってのは余計だっつの！ったく、今日はマジでいいとこナシじゃん。」

デュース「あいつが足止めをくらってるうちに魔法石を取りに行くぞ！」

A「うん！早く行こう！」


私たちが洞窟の中へ入り、魔法石を取りに走る。


顔のない怪物「！？ マデエエエエエエ！！！」

そんな声が聞こえたとも知らずに。




先程の魔法石が光りったところまで走る。


A「あった！！」

デュース「よし！」

デュースが魔法石を取り除く。


入口へ戻っていくと、

顔のない怪物「ザワルナｱﾞアアアアアアアアア！！」

エース「やっば！アイツもう重しを押しのけそうじゃん！」

グリム「オイ、デュース！
もっと何かを乗せるんだゾ！」

A「何か重たいもの！！」

デュース「えぇっと、重たいもの……。
い、いでよ！大釜！」


大釜の上に更に大釜が乗る。


デュース「あとは、えーっとえーっと、大釜！？」

また大釜が出てきて、更に怪物にダメージを与えていく。


デュース「それから、大釜っ！」

レパートリー少なっ！！！？
大釜のオンパレードじゃん！！！！
大釜、大釜、大釜、大釜……。すげぇよ……。
怪物が憐れに見えてくるわ……。


怪物「ヌグゥアアア！！」

エース「お前、大釜以外にレパートリーないわけ！？」

デュース「うるせえな！テンパッてんだよ俺だって！」

グリム「魔法石はゲットした！ずらかるんだゾ！」

エース「了解っ！」


やめて！！！なんか、盗人みたいな言い方やめて！！
いや、貰っていっちゃうからそうなのかもしれないけど！！やめて！？


顔のない怪物「オ゛レ゛ノ…………ダアアアアアアア！！！！！」

A「ギャｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！！！！」


何あれ何あれ何あれ！？大釜パーティ全部ひっくり返して追いかけてきたよ！？執念凄くね！？


エース「嘘だろ！？あんだけの重しを全部押しのけて追っかけてきた！」


顔のない怪物「ウウ……ウウウッ……！
イジ……カエセェエ……ッ！！」


また出た！帰れコー……帰れコールじゃないだと！？
返せコールになってる！？でも、返さない！！
登校初日で死にたくはない！！！

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