プデュ高校生活3 (ページ8)

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港人 side

純喜君と別れて教室に向かうと、Aが拓実、○也、汐恩、すかいと何か話してるのが見えた

教室に入らないでそのまま聞いた

鶴房「さっきから何言ってんのかわかんねんだけど」

A「…え？」

鶴房「Aに大切な人が出来るまで俺らに素敵な人とかできねーよ？」

木全「Aだけだもんね笑」

拓実「港人が好きなんやろーなーとは薄々わかってた笑」

金城「港人やるなーほんまに笑」

拓実「でも、負けんで俺たちも。次に、 Aが本気で好きって思った人を見つけるまでは俺らの愛は変わらん」

鶴房「まだ、本気出してねーから笑」

木全「ハワイも行ってないしね笑」

A「……なんなん……みんな……」

鶴房「泣くなや！笑」

木全「泣いてるん？！」

A「……泣いてない…」

拓実「可愛いなほんまにっ」

金城「俺が抱きしめてやろうか！」

鶴房「何でだよ」

俺はその場を離れた

汐恩達が言ってた事が正しいことなんだろう

Aに大切な人が出来るまで素敵な人は出来ない

って。それが本当のはずなのに俺は違う人が心の中にいた

それなのに、Aに思わせるような事言ってた

きっと、＂好きな人＂やなくて＂幼なじみ＂として1番近くにいた存在が俺じゃない誰かに変わるのが嫌やった

めい「…港人」

俺が本当に好きって思う人

「…めい」

めいは俺の手を握った

めい「…私はいるよ」

遠くにいたはずなのに今は近くにいる