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港人 side
先生に呼び出されて職員室に向かうとめいがいた
先生「1週間ね。お父様の方から話は聞いたから大丈夫よ」
めい「ありがとうございます。」
先生「実習なんて大変ね…。あんまり無理はしないようにね」
めい「はい！」
実習？？
医者の？
めい「失礼しました。……わっ港人」
「よっ」
ー帰り道ー
めい「ハワイもうすぐかー。楽しみでしょ笑」
「そりゃあ。楽しみやで」
めい「Aちゃんも行くんだっけ？ あの4人大変だろうなー笑」
「…めいは？ 実習ってなに？」
そう聞くと少し笑ったまま下をむいた
めい「お父さんが決めた病院に2ヶ月に1度1週間の実習行かないといけないの。嫌だなー笑」
「…行かんやったらええやん」
めい「笑笑 そしたら、好きな人と結婚できないもん。そっちの方が私にとっては辛いことなの…。」
めいが見せるこの表情
全てを打ち明けないところ
1人でどうにかしようとするところ。変わってない
「そのお父さんが言ってた相手とは会ったん？」
めい「うん笑 真面目そうな人だった。私なんかとはあわないよ…」
「めいも真面目やん」
めい「ふっ笑 そうしてないと生きていけないのー笑」
本当の自分を殺してるんだ
そう思った
めい「港人はAちゃんのどこが好き？」
「…どこって…ずっと一緒にいるから気づいたら好きになってたからなぁ。ようわからん…」
何でやろ…いざどこが好きかって言われると答えられん
めい「…そっか。いいな。港人に好かれてるって笑 羨ましい」
「……」
何も言えなかった
めい「…送ってくれてありがとう。ハワイ楽しんでね！」
「おう。」
めい「じゃっ…」
「めい、何かあったらちゃんと言えよ」
めい「……ありがとう」
めいはめいで色んな事がある
少しでも何かできたら
そう思った
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作者名：mim | 作成日時：2020年3月3日 22時
