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A side
紗良「だから、妹が社会人になるまでは頑張らないと笑」
「…そっか」
紗良ちゃんにこんな過去があったことを知らなかった
廉は知ってるのかな
平野「Aちゃーん」
「紫耀君！」
平野「あ、ごめんねご飯中」
「ううん！ あ、同期の中川紗良ちゃん」
紗良「どうも。中川紗良です」
平野「初めまして。平野紫耀です。同期ってことは俺もだね笑 紗良ちゃんは違う部所かな？」
「そうだね」
平野「じゃーまたどこかで一緒になるかもね！その時は宜しく！」
紗良「宜しく笑」
平野「この前言ってたドナーの事なんだけど」
「あーその話しか…えっと…」
紗良「いいよ笑 私ももう食べ終わったしもうすぐ戻りの時間だから」
「ごめんね！ じゃー、また！」
紗良「うん！ またね」
紫耀君とオフィスに戻る
紫耀「調べたんだけど骨髄と何かの細胞の内容を十分に理解してて、年齢は18歳以上、54歳以下の健康な人、後は体重が男性は45キロ以上女性は40キロ以上。Aちゃんは？」
「私は48キロだから大丈夫」
紫耀「軽いな〜。笑 あ、後、運転免許証とか保険証の裏に臓器提供意思カード欄があるらしくて、脳死とかなった時に臓器を提供するかしないか丸つけるらしいよ」
「そんなのあったんだ」
紫耀「でもさ、Aちゃんがドナーになるとかありえなく無い？」
「100パーではないけどありえなくもないでしょ？ 今日の帰り道事故にあうかもしれないし。そしたら私の臓器を廉にあげることができるし」
紫耀「…う〜ん。でも、旦那さんそんなことするかな…？ 大好きな人のをさ…」
「しないって言うだろうね笑」
そして、私はデスクについて保険証と免許証の裏面に丸をつけた
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作者名：mim | 作成日時：2020年8月5日 20時
