夏の日(2) (ページ5)

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A side

ｰ卒業式ｰ

結「Aー！写真撮ろ！」

「うん！」

結婚をすると決めた日から私達は家を探して同棲に向けて準備をし始めた

もちろんお互い就職をして仕事をする
私は事務職で廉は大手企業

体調もだいぶよくなって激しい運動をしない限りはまだ大丈夫だけど、いつどうなるかはわからない

もし、また今度起きたら次は移植しかない

ドナーが見つかれば…

結「家族みんなで写真撮らないとね！」

優太「結ちゃん気が利くねー笑」

結「はーい行きますよー！はい、チーズ！」

＂ｶｼｬ＂

海人「新しい家族とは写真撮んなくていいのー？笑」

海君の声のする方を見るとそこには廉がいた

「…廉！！、！」

廉「卒業おめでとう」

「廉も。おめでとう」

そして、廉は片足を地面につけてポケットから何かを出した

「……これって……」

～

店員＂この指輪、名前があるんです＂

＂名前？＂

店員＂はい。Liebling(リープリング)。＂大切な人＂っていう意味です＂

廉「俺にとって大切な人。俺が死ぬまで幸せにします」

「廉……」

私の指に指輪をつける

廉「俺にもつけてや」

「…うん」

流れる涙を拭って廉の指に指輪をつけた

そして廉は私を抱きしめてそして、キスをした

今までに無い最っ高の幸せだった

海人「…幸せそうだなあの2人笑」

結「当たり前じゃん笑あの2人は幸せになんないと」