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廉 side
ｰ学校ｰ
西畑「廉！久しぶりやな！」
「久しぶり笑」
西畑「電話しても電話出らんしほんまに何してたん？」
「電話とか鳴ってないし笑」
西畑「したわ！笑」
あみ「大ちゃーん！」
紗良「…」
久しぶりに見た紗良は前と雰囲気が変わっていた
あみ「久しぶり廉君！」
「おう、」
紗良「廉、もう大丈夫なの？」
「うん、だいぶよくなった。あの時はごめんな。」
紗良「ううん。気にしないで」
「…実は俺高校卒業したら結婚すんねん」
西畑「結婚？」
紗良「…え？ Aちゃんと？」
「うん」
西畑「おめでとう！」
紗良「…何言ってんの？ 廉、自分が何しようとしてんのかわかってんの？」
あみ「紗良？」
紗良「…ちょっとこっち来て」
俺の手を引いてその場を離れる紗良
「…紗良、、、、紗良！！！」
紗良「バカじゃないの？！？！ 結婚ってどういうことかわかってんの？ 籍をいれるんだよ？ 家族になるんだよ？ 家族になって置いてかれたAちゃんがどんな気持ちになるかわかってんの？！ もし、2人の間に子供ができたら、子供と奥さんはどうすんの？！」
「俺は！！！ 俺は、、頑張って生きる。 移植して1日でも長く生きる。どんな事があっても乗り越える」
紗良「口では何とでも言える。現実はそう甘くないんだよ…？」
「…せやな。それもわかってる。確かにAと結婚とか絶対ありえん思ってた。俺の病気がある限り。でもな？ 入院しとった間、苦しい日でもA見ると苦しさが半分になんねん」
「Aがおったら、俺生きれる気がすんねん」
紗良「…でも、Aちゃんは廉の病気…」
「…うん笑 でも、大丈夫やから」
これ以上の事は何も言わなかった
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作者名：mim | 作成日時：2020年8月5日 20時
