夏の日(2) (ページ29)

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廉 side

父「Aとは仲良くなったんか？」

「うん。笑ちゃんと話して誤解解いた」

父「そうやって前に進んでくんだぞ」

「うん笑」

母「廉！！！」

「どうしたん？」

母「今…Aちゃんが運ばれてきて…」

運ばれてきた…？Aが…？

病室を出るとおばちゃんと優太とあの男がおった

「どういうこと？何があったん？」

優太「事故にあったらしくて…」

A母「…A…」

「お前か？お前が相手か？」

平野「違う。相手は……」

向こうから手に包帯を巻いて顔に傷をつけた紗良が歩いてきた

「紗良？」

どういうことやねん…

A母「先生！ Aは？」

先生「……心肺機能に損傷はないのですが頭部に強い衝撃を受けたみたいです…」

平野「それって…」

先生「…脳死です…」

嘘だろ……

「脳死って…どういう事やねん…」

平野「…まじかよ…」

紗良「…」

A母「嫌……そんなの嘘……」

先生「もう、Aさんが起きることはないです」

「嘘や…。嫌や…。A！！！！！！」

父「廉！！！」

俺より先におらんくなるってどういうこと…