夏の日(2) (ページ3)

今日:14 hit、昨日:3 hit、合計:14,316 hit

#___3 ページ3

A side

みんな「結婚？！？！？！」

A母「何歳かわかってんの？」

「分かってる。大変な事も知ってる。だけど廉と一緒にいたいの」

廉父「A、Aが思ってる以上に大変な事があるかもしれんで？それでもええんか？」

「大丈夫。」

顔を見合う親達

廉「迷惑かけることもあると思うけどなるべく2人で頑張ってく。やから、お願いします」

「お願いします」

頭を下げた私たちに何も言わないみんな
そりゃそうだよね…。まだ社会にも出てない高校生が結婚なんてね

でも、1人だけ違った

それは

祖母「私は賛成やで」

廉「ばあちゃん」

祖母「1度離れ離れになってしもうたけどまた一緒になろうとしてるんや。これは＂運命＂やで。2人は目には見えない絆で結ばれとる。どんな事があっても2人なら乗り越えられるで」

ばあばの言葉で雰囲気が変わった

廉母「わかった。2人を信じる。信じるから、絶対に2人だけで無理に頑張ろうとしないで。貴方達には家族や友達がいるって事を忘れないで」

母「決めたからにはどんな事があっても乗り越えるのよ」

「…お母さん…」

廉「…こんな俺やけど、絶対にAを幸せにします」

ﾊﾞｼｯ

廉「いって！」

廉父「頑張れよ！！！！」

祖母「優太何泣いてるんや～笑」

優太「…いや、何か感動した…」

「笑笑」

＂廉

どんな事があっても私たちなら大丈夫だよね

もし、また離れ離れになるような事が起きたとしても

また一緒になれるよね

だって、私たち

運命の赤い糸で結ばれてるから＂

横で笑ってる廉を見ながら私は心の中でそう言った