17.そのSOULは暖かく ページ20
Tフリ「SOUL一体化…?まぁ、いいや。どうせあの女のSOULと融合して、ソイツの能力を得ただけだもんねっ!」
サンズ「…確かにその通りさ。だが…」
Tフリスクが物凄い勢いで投げたナイフを右手の指二本で挟むようにしてキャッチしたのだ。
他皆「「「すごっ!!!」」」
Tフリ「なっ…!」
サンズ「ルリカは只者じゃない。それくらい分かるだろうがガキんちょ。ルリカは俺達モンスターの魔力以上の力をを宿し、人間の決意以上に強いSOUL…[奇跡]を持っているんだぜ?」
パキンとナイフを折ってしまうサンズ。彼はニヤリと笑っていた。そしてTフリスクのSOULを重力操作でブルーに変えて自分の近くに寄せた。
Tフリ「…っ!!」
サンズ「へへっ…安心しろ。殺しゃしないさ。お前さんを助けるだけだ…。」
そして彼女をギュッと抱き締めたサンズ。Tフリスクは必死でもがき、サンズの肩にガブッと噛み付きもした。
それでもサンズは離しはしなかった。
-0.1 -0.2 -0.1 -0.3……
少しずつジリジリとダメージがサンズを襲う。しかしサンズはより力を込める。
Tフリ「うぐっ…!」
サンズ「…ごめんな、フリスク。オイラは弱いからな…すぐに助けられなかった。お前さんにこんな辛いさせてしまった。」
Tフリ「……」
サンズ「お前さんは頑張り屋でいつも自分より相手を優先するからな…。
地上に皆出れたんだ。たまにはゆっくりオイラを昼寝でもしようぜ?」
Tフリ「……っ…僕…
ごめっ、んなさっいっ…!!」
サンズ「ヘヘッ。大丈夫だから、な?」
ボロボロと大粒の涙を流しながらTフリスクはサンズの背中に両手を回し抱き付いた。
サンズは宥めるように優しく背を撫でた。
サンズ「どうやら融合はここまでのようだな。」
カッ!
眩い光が一瞬放たれる。そして人間姿のサンズはルリカとサンズの二人に分裂した。
ink「も、元に戻った…。」
ベリー「とっても格好良かったぞ!」
『うわぁ…頭の中がケチャップとパピルスとフリスクで…ウォウァ…』
dream「しっかり。」
TフリスクはSOULだけになってしまった。サンズはそっと手にする。
『それはズニキが持っているといいよ。自分のSOULと一緒にしておくといい。』
サンズ「分かった。」
サンズはTフリスクのSOULを自分のSOULと一緒にした。
TフリスクのSOULはほんのりと暖かく感じ、サンズのSOULは不思議と強い力に満たされた。
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もものす(プロフ) - ソウルジェムってみた時にまどマギだと錯覚してしまった私は重症((( (2020年1月3日 21時) (レス) id: 7ecc545104 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぎー(プロフ) - Kuroha*969さん» マジですよぉぉぉ!! (2019年3月31日 21時) (レス) id: d446a01253 (このIDを非表示/違反報告)
Kuroha*969 - まじかぁぁぁっ!? (2019年3月31日 21時) (レス) id: c1b3ac2201 (このIDを非表示/違反報告)
Kuroha*969 - ゆぎーさん» 別の機器から。新しいの楽しみにしてます! (2019年3月9日 19時) (レス) id: 7a28973cff (このIDを非表示/違反報告)
ゆぎー(プロフ) - Kuroha*969さん» うおおぉぉ!?まさかのコメント!!続編は……此方の小説は…う、打ち切りとなってしまいました!!申し訳ありません!!!! (2019年3月9日 18時) (レス) id: 3af73fb010 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆぎー | 作成日時:2018年6月1日 23時