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一期一振side
まさか、あそこまで恐怖の目で見られるとは思わなかった。
何を怖がっているのか、なぜ乱が怖がらなければいけないのか。問い詰めたい気持ちをなんとか抑えて、乱と話す。
一度も、声を聞けなかった…。
そして、服の間から見えた消えない傷は、とても痛々しく、さらに自分がおかしくなるのがわかる。
あ、今だ。今こそ、真剣必殺の言葉を言うべきだ。
兄だと言うのに、何もできない自分が…とても悔しかった。
ところ変わって夢主side
『どこに行こうかな』
スッパァァンと勢いよく襖を開けて、廊下を走りまくる。
やばい、こんな軽い体とか久しぶりすぎて嬉しい。今ならバク転できる気がする！！
「ちょっと鶴さん！走らないでよ！」
『お、おう……ぅ』
ドタバタしてたら襖の向こうにいる光忠すわぁんに怒られた。え、私鶴丸違う。乱ちゃん。
…ま、いっか！てかよくよく考えたら鶴丸ってこんなことしてんの？いつも。私ならキレるかもしれない。この本丸の人は優しいな←
『…向こうから人が来る』
え、どうしよう。こんなことしてるってばれたら怒られるよね。…普通に人様の家をドタバタしながら走り回ってたら怒られるわ。なんで気がつかなかったんだろう。きっと、手入れされたせいで脳みその記憶吹っ飛んだんだわ。
じゃなくて！どうしよう。どうにかして隠れなきゃ…
って何処に！！？
「…お？乱じゃねぇか。もう傷は痛くないのか？」
んんんん。なんと見事な太ももでおなじみの、わたしの推し！薬研ではないか。ふははは、傷は治ったのじゃ！
とはとても言えず、こくこくと首を動かす。
やばい、私乱向いてない。
「…なぁ、大将が呼んでたんだが、会おうと思うか？」
た、大将？
大将＝審神者！
待って。どんな人だろ。楽しみ！！
…やだ。やだ。会いたくない。
…え？いや、会いた
…やだ！！
うぃす(乱には勝てないよ。)
『嫌。あわない。会うくらいならここから出ていく』
ええええ。そこまで言う！？(声に出したのは自分です)
ちょっとくらい会ってみよーよ。いい人かもよ？
「そ、か……そうだよな。まだ早いよな。大将にいっておくから安心しとけ」
『…』
こくりと頷いて、私は部屋に戻った。
何あの笑顔！安心しとけの時の微笑みがもうっっ！もう！！胸キュンポイントすぎて吐血←
だめだ。直視できないっ！
この件は、薬研の胸を締め付けることとなる。
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akachoco(プロフ) - 琴丸ダイコンさん» ありがとうございます。結構前からこんなんだったら面白いなぁと思って、いろいろ考えていたものなので嬉しいです！更新頻度を上げられるよう頑張りますね！ (2019年4月9日 3時) (
レス) id: d62378e8ea (このIDを非表示/違反報告)
琴丸ダイコン - 設定がとても面白いと思いました！早く続きが見たいです！頑張ってください！！ (2019年4月8日 14時) (レス) id: d6c283313e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなつみかん | 作者ホームページ：
作成日時：2019年4月8日 1時
