さのさんの彼女さん。

寂しがり屋さん ページ19

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side玲於









目が覚めると、目の前にAの顔があった。









寝返りを打った時に、



おでことおでこがぶつかって、




それと同時に目が覚めたんだな。









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んなことより、









こんな近くでAの顔見れるとか…




ドキドキしてやべえ。









白い肌、長いまつげ、今すぐ触れたくなる唇。









まじで可愛い。









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ってか今何時だ？









ゆっくりと起きて、時計を確認すると、





アラームがなる2分前だった。









もうすぐAが起きる！









早く起きないかな…









時計の針を目で追いながら、


アラームが鳴るのを静かに待った。









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ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ









鳴った…！









俺が待ちに待っていた通り、



Aは眠たそうにアラームを止めて、









また寝た。









玲於｢え？｣









Aが何も言わずに二度寝するなんて珍しい。









もしかして、





まだ俺と一緒に寝たいとか…？









それを期待して、





俺はAの顔を見つめた。









でも、いつまで経っても目を開けない。









玲於｢…A〜｣









声をかけると、





｢んん…｣と言いながら寝返りを打って向こうを向いてしまった。









ええ…なんで、









俺に対して、Aがこういう態度を取るのに
慣れていないから、



見放されたような気がして凄く寂しくなった。









玲於｢A〜、｣









思い切って甘えてみる。






そうすれば、Aに構ってもらえるかも。









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