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side玲於
ああ…見つからねぇ。
座っていたベンチにも、
アイスクリーム屋にも行ったけど、Aはいなかった。
どこにいんだよ…!
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『原色の光の中君は眩しく笑いながら踊った』
『Evergreen』だ。
俺はその曲に、吸い込まれるように近づいて行った。
どこに向かっているのかも分からないけれど、
なぜか操られたように走っていた。
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そろそろサビを迎える頃、
だんだん音が大きくなって行って、
ついに音の発信源に辿り着いた。
『色褪せない時を今胸に刻む put your hands the in air』
目の前にはダンスを力強く踊るダンサー達。
俺らの曲が、人を通じて届いてる。
玲於「…あっ!」
目の前に、会いたかった笑顔があった。
無我夢中でAの元へ走る。
「うわあ!玲於くん…!」
力強く抱き締めた。
玲於「…ごめん!ひとりにして…」
「フフッ ほんとだよ。」
少しAの目元が濡れていた。
泣かせちゃった…
俺、まじで馬鹿だ。
玲於「ごめんな。」
「ううん。大丈夫だから、後で何があったかちゃんと教えて?」
玲於「…うん、」
申し訳なさでいっぱいだった。
せっかくの日なのに、
「…凄いよね。玲於くん達の曲が、たくさんの人を惹き付けてるよ。」
Aは笑顔で言った。
まさか、
玲於「ここに来たのって…」
「もちろん、この曲が聞こえたからだよ。」
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佐野flower(プロフ) - わさびさん» 拝見させて貰いました!!! ドキドキして凄く良かったです!! 満足です!笑 (2020年3月19日 13時) (レス) id: 34ce14d99d (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 佐野flowerさん» 完成しました!私なりに書いてみたので、ご想像と違うところがあったかもしれません!申し訳ないです!またのリクエストをお待ちしてます!是非ぜひよろしくお願いします! (2020年3月19日 9時) (レス) id: 4cd06ce818 (このIDを非表示/違反報告)
佐野flower(プロフ) - わさびさん» 楽しみにしています! (2020年3月19日 7時) (レス) id: 34ce14d99d (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 佐野flowerさん» コメントありがとうございます!とっても嬉しいです...!!了解しました!素敵なアイデアありがとうございます! (2020年3月18日 23時) (レス) id: 4cd06ce818 (このIDを非表示/違反報告)
佐野flower(プロフ) - コメント失礼します! すごくこの小説楽しいです!! リクエストで、玲於くんが彼女にいきなり冷たくされてデレデレになるっていうのがみたいです!大雑把なリクエストですみません! (2020年3月18日 21時) (レス) id: 34ce14d99d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わさび | 作成日時:2020年3月14日 15時