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ドンという衝撃とともに持っていた資料が散らばる。
「わっ！」
「ボーッとしとった、ごめんごめん」
「こーちゃんか……」
こーちゃんが持っていた資料も一緒に散らばって、二人で腰をおろして拾い集めた。
「まだ文化祭の仕事やってくん？」
「ううん、今日は図書委員会の当番だから。こーちゃんは？」
授業が終わって、放課後。
バラバラと帰る人たちが邪魔そうに避けて行く。
「実行委員なんやから当番かわってもらえばええのに。
俺は息抜きでクラスの奴らとバスケする」
「へぇー楽しそう！」
お互い拾い集めてトントンと整えた。
「Aも息抜きしぃや」
息抜き……かあ。
慣れない仕事に行き詰まってはいないのはなんでだろう。
「あ、昨日のパーティーも息抜きに入るのかな」
もらった飴はポケットに入れてある。
本当は勿体ないけど、早く治して松尾君に治ったよって言いたいし。
嬉しかったなあ。
飴も栄養ドリンクも、昨日のパーティーも。
図書室の閉館時間になり、同じ当番の子は用事があるからと帰ったため一人で締めの仕事をした。
奥の書庫は暗く、ひんやりとしていてやはり怖い。
さっさと帰ろうとしたその瞬間だった。
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キィ……バタン。
目の前で勝手に閉まるドア。
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そうだった……この書庫、勝手に閉まって出られなく……
「ぎゃあああああ！！！だれかーーー！！！！」
とうに人気のない校内で、こんな奥の書庫からの叫び声なんて聞こえるはずがない。
「どどどどうしよう……あ、スマホ！」
ポッケに手を入れてスマホに触れると途端に安心感が押し寄せてきた。
勢いよく取り出せば、コトン、と松尾君からもらった飴が床に落ちた。
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「松尾君……」
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yumi(プロフ) - 腹黒タカシくん良すぎます！！更新待ってます！ (4月30日 23時) (
レス) id: 28b0b9cda3 (このIDを非表示/違反報告)
5 - 続きが気になります！！ (2020年4月24日 1時) (レス) id: e2f7b4b683 (このIDを非表示/違反報告)
あ - もう更新はなさらないのでしょうか？（ ; ; ） (2020年2月5日 4時) (レス) id: 69e88fbea1 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 続きが楽しみです！更新楽しみにしてます〜(^ ^) (2019年1月16日 19時) (レス) id: 7620beece4 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - すごく面白かったので更新楽しみにしてます！ (2018年12月24日 12時) (レス) id: 1ea4876c06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：plum ne
| 作成日時：2016年11月3日 23時
