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真白朔也 ページ15

羨んでいた









俺達・・・



いや



俺だけは何故か両親とも兄弟とも似てなかった



何故かみんな茶髪なのに俺だけ真っ黒


瞳の色だって全て真っ黒



自分の心だって醜い黒



小さい頃は親も周りも


«お前なりの可愛さがあるなー»


なんて言って流してた


誰も気にしてなかった


それでも


«えー

あの友也くんと兄弟とかヤバ!»


なんて




何でもできる弟ばっかりに注目が行き



俺は弟の"引き立て役"となった



友也「父さん!母さん!

100点取った!」



父「おー
凄いなー


何でも好きなもの買ってやるぞ!」



母「ふふふっ


友也は何でもできるわねー」



うるさい


父「それに比べて朔也は・・・」



うるさいな


俺だって100点くらい取れるし



現に取ったし

友也はまだ小3だぞ



小6の俺より簡単じゃないか



俺が小3の時なんて100点くらい簡単に取れたし



なんて言ったら



«自分よりも下の学年と張り合って


恥ずかしくないのか»



なんて言われた




確かに可笑しいと思う



それでも友也ばかりに


拍手喝采が行くのは可笑しい


俺だって出来る



友也にできないことも出来る



友也が出来ることもできる


じゃあ何で役立たずなのだろうか

真白朔也→←真白朔也



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作者名:ポテト美味い | 作成日時:2018年6月12日 23時

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