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柊｢動画を加工したのは誰だ｣
甲斐｢言えねぇ･･･。言ったら何されるかわかんねぇんだよ･･･。バレたら俺の家族が！｣
柊｢俺がなんとかする｣
その言葉を聞いて甲斐は人殺しを信じられるかと言った。するとタイミングよく茅野ちゃんが教室に入ってきて衝撃な一言を告げた。
さくら｢信じてもいいと思う。先生は･･･きっと誰も殺していない｣
諏訪｢どういうこと？｣
昨日、下から声がしたから2人が白熱した戦いをしている間に茅野ちゃんが教室を抜け出し、美術準備室に向かったらしい。すると、中から死んだはずの中尾の声が聞こえたというのだ。
水越｢それホント？蓮が生きてるの？｣
さくら｢うん。みんな無事だって。中尾くんが言ってた、先生は私たちのためにこんなことしてるんだって。だから先生を信じて欲しいって｣
甲斐｢だからって･･･1人の教師がどうこうできる問題じゃねぇんだよ。相手は･･･｣
柊｢ベルムズなんだろ？｣
それを聞いて甲斐は驚いた顔をしていた。そして柊はさらに甲斐がベルムズのKが誰であるかも知ってると言った。そして･･･
甲斐｢喜志だ。ベルムズのリーダーは･･･喜志正臣って男だ｣
柊｢やつの居場所はどこだ｣
甲斐は柊の言われた通り居場所を話した。
柊｢よく話してくれた･･･。ここからは大人の仕事だ｣
そして柊が俺の方に振り向く。俺はポッケから携帯を出し、柊に向かって放り投げた。俺が携帯を持っていたことに驚くクラスメイト。
須永｢お前･･･まさか｣
｢シーッ｣
人差し指を口に持っていき静かにするように言った。そして電話が終わると甲斐に喜志を拘束したと言った。それを聞いて甲斐は驚いた。
甲斐の母親は佐久間の実家が経営している介護施設で面倒見てくれるらしい。
柊｢変わるなら今だ。お前のその手で道を切り開け･･･。俺が大好きなヒーローの言葉だ｣
甲斐｢んだよそれ･･･｣
｢やっと心から笑うようになったな、甲斐。ほら肩貸すぜ｣
石倉｢俺も｣
甲斐｢サンキュ･･･｣
｢うわっ、聞いたか？今の？サンキュだってー｣
甲斐｢んだよ！｣
｢別にー？な？石倉？｣
石倉｢なんで、俺なんだよ｣
｢うおって思ったんじゃないのか？｣
石倉｢あぁ、まぁ･･･｣
甲斐｢石倉、お前！｣
｢んまぁ、そんなことより･･･柊、言うことあるんじゃないのか？｣
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作者名：黒猫 | 作成日時：2019年3月15日 18時
