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涙を溜めて司の復活を期待する未来はAに駆け寄る。
「Aさんも一緒に言ってくれへん…」
「えっ…」
「Aさんとなら兄さん治せる気がするねん」
「分かりました」
司の手を石化装置を持って両手で握る未来の手の上にAは自分の両手を重ねる。
石化装置の充電が後どれぐらいあるかも分からない。
未来を始めA千空、大樹、コハク、ゲンたちが手を握り合いながら
「１m１second…!!」と唱えた。
「石化した！」
「喜ぶのはまだです！！」
死体にも反応することにAも一瞬安堵を浮かべるが、まだ助かったわけではない。
もし…復活できたとしても、怪我によるショック反応や心肺停止、傷の治りが悪ければすぐに対応できるようにAは様々な器具を備える。
復活液を未来と千空が一緒にかけ石の解除の様子を見る。
「っ……」
心臓部分の傷の状態を見るまでは…安心できない。
Aは目を凝らして、少しでも異常がないか血眼で剥がれていく石から見える肌の状態、動脈の動きなどを確認する。
そして、心臓部分の石が剥がれ傷が無いことにAは大きく目を開けたと同時に司が自力で起き上がる。
「！！」
「にいさん！！！」
それを見てポロポロと泣き出す未来を目に写して司は優しく頭を撫で、その姿を見てAも涙を浮かべ安堵からその場に座り込む。
もしダメだったら…
そんな恐怖と助けられた喜びと未来の涙に釣られAも静かに涙を流す。
「良かった…本当に…」
羽京がそばに行きAの背中を摩っていると司は「信じていたよ君たちを」と千空とAを見てそう言った。
「っーー…おかえりなさい司さん！！」
ニッキー達に行かなくてもいいのかいと背中を押された南も泣きながら司にそう伝えた。
「感動の再会は後にしろ」と言って千空はAの首根っこを掴む。
「次はテメェの家族起こしにいくぞ」
「へっ！？」
Aの家族ならノアの事で何か知ってるかもしれないと石神村で大切に保管されていたAの家族の石像に千空は復活液をかけに向かう。
杠に作ってもらった服をAの姉�爛�リビア�瓩肪紊察�復活液をかける役として千空から復活液が入った瓶をAは受け取る。
「ずっと思ってたんだけど…」
「？」
「Aちゃんのお姉さんって…」
みんながAの姉オリビアの石像に目を向ける。
親より頭二個分は余裕に超えている背丈に皆が唖然としていた。
「Aちゃんと同じで…小柄なのかと…」
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風夏(プロフ) - いつの日か続き楽しみにしてます^_^ (4月8日 22時) (
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作者名：クリーム | 作成日時：2023年12月29日 20時
