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「珍しいね、Aちゃんが威嚇なんて」
「モズと言う男Aの事をめっぽう気に入ったからな」
「ボクだけじゃないです！！！！女は全員好きとか言う人です！！龍水さんとは違います！タチが悪いですよ！！この人は！！」
フウタも鬱憤が溜まっていたのか、石像の氷月とモズをこれでもかと言う様に突いていた。
「必死ね…」
「アヤツに散々な目に遭わされているからな、気に入らなくて当然だろう」
「なるほどね…モテる子は大変だ」
キリサメにもこのモズのタチの悪さを伝えてもらうためにAはキリサメの腕を掴んで「ねぇ！」と尋ねる。
「…女癖が悪いのは確かです」
「ほら！」
「頭首様万歳なんて思っていないコイツをあの島に置いていたら危険だろうが」
「うっ…それは…」
「女癖はサイテーな男だけど、腕は確かです。仲間なら心強い」
ほーらみろと言わんばかりの顔を千空はAに向ける。
「うっ…」
ニッキーが攻撃した時武器を使わず�犧玄雖瓩撚イ辰涜爐韻娠覗�がAの脳内にある。
人を殺すことに快楽を求めていない事や、戦闘要員の人にそれなりにダメージは与えていたが…致命傷は与えてなかった変な甘さの様な優しさはある。
殺す事は簡単だったのに…本当はいい人なのかも…
あのイバラと言う人とは少し違う様な気がして…
「ワカリマシタ…」
納得いかないがそうAは考え、モズの石像を嫌そうに見つめる。
「いいからロードマップ作りに行くぞ」
「もー！人使いが粗い！！」
地図作りは皆が集まりやすい操縦室で行われるかと思っていたが、千空はなぜか治療室へとAを連れて向かう。
「治療室でするんですか？」
「あぁ」
なぜわざわざと思いながらもAは治療室の作業台に紙を広げる。
その間千空は地図作りに必要なものを出してくれるのかも思ったが、全く関係ない薬品を棚から出していた。
全部一人でやらせるつもりかとAは肩でため息を吐きながら一人で準備を始める。
「……？」
以前にも世界地図を描いた映像を思い出し手を止める。
「以前にも…世界地図書きませんでしたっけ？」
そうAが千空に尋ねると千空の手がピクリと動き止まる。
その手はイバラにやられた傷のある腕気づき、痛むのかとAは心配そうに千空に駆け寄り棚から薬を取り出す。
「……そう言えば…なぜ千空さんは自分を石化しないのですか？その程度の傷でしたら復活液の復元力で簡単に回復するかと思いますが…」
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風夏(プロフ) - いつの日か続き楽しみにしてます^_^ (4月8日 22時) (
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作者名：クリーム | 作成日時：2023年12月29日 20時
