君の心臓の音【Dr.STONE】5.5 (ページ15)

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復活後はみんなでドイヒー作業が待っていた。

海の中に沈んだ陽の石像と共に大樹が見つけたのはキリサメだった。

復活されるかで皆が悩む中、千空は迷う事なく復活液をキリサメにかける。

「迷いなさすぎない！？」
「あははは…さすが千空さん…」
「イバラに騙されてただけだ」
「…この方ならコハクさんと銀狼さんの石像の場所を知ってるかも知れませんしね」

仲間のほとんどを復活させたが、コハクと銀郎の石像だけがイバラの手により隠され、探すのに苦戦してた。

そして復活したキリサメから情報をもらいA達はソユーズ船の真下に眠る2人を発見する。

「この銀狼の傷…本当に治るのか」

Aは銀狼の服を切り裂き服を回収し、杠がいつもの服に着替えさせる。

「Aちゃんはなにしてるの？」

銀狼が着ていた衣装に付着している石を丁寧に布からAが回収していた。

「この石の破片は銀狼さんの血液です」

もし銀狼の傷が復元力で治らなければ、輸血として使うと治療の準備を行っていた。

「必要ないと思いますが、念のためです」

Aは自分の火傷ですら綺麗に治ったのだから大丈夫と、治療の準備している間に先にコハクを千空が復活させる。

「信じていたぞ」

そう真っ直ぐとAを見てコハクは微笑む。
そして銀狼にも復活液を千空はかけ無事に復活する。

「銀狼っーー！！」
「金狼……」
「良かった…銀狼さん」
「っーーAみんな！！」

無事に勝ったのかと銀狼は安堵の笑みを浮かべ、Aそしてコハクも無事で喜びから抱きつこうとするが…

そこに下心が見えコハクは容赦なく拳でぶっ飛ばす。
銀狼のゲスさにいつもの銀狼だと皆が安心し、コハクは千空に抱きつく。

それを見てウブなキリサメは顔を赤くして目を逸らすが、あの2人は恋人同士のハグではないでしょとアマリリスは微笑む。

千空だけずるい！！と銀狼が羨ましいと怒り、偽乳もつけていない今のAに抱きついても何の得もないしと文句を言いながらも、取り敢えず抱き付けばいいかと目をギラギラさせてAに手を広げて近づく。

「銀狼良かったね〝無事〟で」

ぎらつく目に戸惑っていたAの隣で、羽京はにっこりと笑って銀狼にそう声をかけ足を止めさせる。

「は、はあああ！！信じてたよ！本当に！」

Aに抱きついたらヤられると銀狼は危険を察し、Aの両手を掴んでぶんぶんと上下に動かし誤魔化した。