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「聞こえますか、千空」
「あー」

ルリの声だとAが反応すると、ルリの近くに未来もいたのか「Aさんの声や」と聞こえる。

「大丈夫ですか」
「あー、問題ねぇ」

問題ありありだったがと呆れて笑うAに皆が心配するが、千空は「1人じゃねぇから大丈夫だ」とルリ達に千空が伝え電源が切れてしまう。

「バッテリー切れだ」
「さすが千空さん、悪運ですね」


苦笑いでAはそう言って、千空と沈む夕日を見つめる。

「1人だったらボクは泣いてましたね」

泣くなんて時間の無駄だと言う千空にAはあはははと申し訳なさそうに笑う。

「今度は1人ではありませんから、大丈夫です」
「サバイバルの達人さんよぉ、最初にする事はなんだ」


千空はクククと笑いながらAにそう尋ね、何で知ってるんだと言うように照れ臭そうに笑い息を深く吸う。


「サバイバル生活1!!水の確保!」


そう大きな声で兄の様にニシッと笑いAが言うと、「生活準はテメェに任せる」と千空は手のひらを向ける。


「任せてください!」

パンッと千空とハイタッチをAはするが、包帯を巻いてる負傷してる手でしてしまい、その場に痛みで座り込む。

「何やってんだテメェは…」
「スミマセン…」
「ギャン!」
「!!」


フウタが不機嫌そうに鳴きAの狭い肩に無理やり乗る。


「ごめんね!二人と1匹だね!」


フウタと一緒に島から食料をAは調達しに向かい、その間千空は復活液を完成させ最初にクロムを復活させれる。


「おぅ!久しぶりだなぁ!!このメンツ!!ク探索隊いくぜぇ!」
「おー!」


クロムのアイディアで勝ったとAと勝利を喜び、Aフウタクロムの探索部隊で食料や仲間の石像を集めに向かう。

「石像はボクらだけじゃあ効率が悪いね…」

パワーチームを起こしてからまとめて運んでもらおうと、ラボカーのタイヤで作った台車に食料だけ乗せ、次にパワーの大樹と島にもっと詳しいアマリリスを復活させる。


「素材の味ですね…」

復活した者の中で料理ができる者はAを含め誰もいない。
アマリリスも得意な方だと言ったが、現代人からしたらただの塩焼きと水炊き鍋だ。
そんな舌が肥えた科学王国民はフランソワを次に復活させる。

「うめぇ!」
「なにこれ!?すごく美味しい!!」


フランソワ料理を初めて食べるアマリリスも美味しさに驚いているとジリジリと電話ボックスから着信が入るが、残念ながら電池切れでまともな音声は取れない。

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風夏(プロフ) - いつの日か続き楽しみにしてます^_^ (4月8日 22時) (レス) id: a7ba8ebdd3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クリーム | 作成日時:2023年12月29日 20時

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