検索窓
今日:15 hit、昨日:9 hit、合計:10,469 hit

2 ページ2

そのころ、陸地からペルセウスに今度はキリサメが向かって来ていた。
絶妙のタイミングで駆けつけたキリサメを見てイバラはイイネ!と言いながら、キリサメに島ごと石化するよう命令をする。

「えっ…島全てですか…」


「千空さん!!」

船内の倉庫では千空を狙ったと思われた氷月の槍にAが悲鳴をあげる様に千空の名前を呼ぶが、氷月の言う通りに千空が左に避けると、氷月の槍はモズに向かう。

「!!」

氷月が味方になってくれた!?とAが驚いていると、ここにいては邪魔になると部屋から皆で即座に撤退する。


「ほら実にちゃんとしてますよ、私の仲間たちは」

追っ手の宝島軍をゲンはAから貰ったハッカ水や仕込んでる花で妖術だとビビらせ、ペルセウスから脱出する。

「もう一人で立てます…」

乗って来たボートにAは龍水にそっと下ろしてもらい、金狼やニッキーマグマの手当てをする。

「アタシはいいよ、アンタは大丈夫なのかい」

突かれた腕が上がっていない事にニッキーは気づいており、Aの肩を代わりに見る。

「折れてはないのですが…」

脱臼してしまったA肩を見てニッキーはガシッと肩を掴む。

「アタシに任せな」
「へっ…うぎゃあっ!!」

格闘家あるあるだと言って肩を慣れた手つきでニッキーは外に捻り元の位置に直す。

「な、なおりました…アリガトウゴザイマス」

自分より上手いと激痛にAは涙を浮かべながらニッキーにお礼を言う。

「っ…このまま島に戻ってなにをするんですか」

氷月が戦いやすいよう移動すると千空は言ったが、そんなことを一々気にするキャラでないことは誰もが知っている。

千空の本当の目的は島に戻り竹筒を手に入れる事、それでこの戦いが終わると笑みを浮かべる。


「竹?そうかっ…今の槍じゃあ氷月さんが…」
「あぁ」
「見ろみんなー!!党首は石像だー!!」
「!!」


周りがビックリするほどの大声で大樹が叫び、A達もその声に気づく。


「良かった!羽京さん達無事にーー!!」


羽京達党首石像回収チームが無事に任務を終えたのを見てAが安心したその時銃声が響く。

「イバラ!!お前には黙秘権がある」

一度言ってみたかったと、海に落ちた陽が最後の一発でイバラの左手に命中させ、公務執行妨害と言いたかったがその言葉が出てこず

「とにかく悪りー罪で逮捕する!!」

思わず石化装置を放し海に落してしまうイバラは絶叫する。

3→←1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
98人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

風夏(プロフ) - いつの日か続き楽しみにしてます^_^ (4月8日 22時) (レス) id: a7ba8ebdd3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:クリーム | 作成日時:2023年12月29日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。