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焦って追いかけようとする羽京とは違って、Aはこんな形で皆にバレてしまうとはと開き直るように明るい表情で笑っているのを見て羽京は嬉しそうに隣に腰掛ける。
「さっきAから告白してくれたのは凄く嬉しかったけど…」
「？」
恋人だってこれでみんなにバレるのも嬉しいが、一つ納得がいないとAに羽京は顔を近づける。
「一様、僕が先に！！Aに告白したって訂正するよ」
珍しくムッとする羽京にAは首を傾げる。
「どちらも恋人になる事には変わりないですよ？」
「大事な事なの！！！」
子供の様な羽京にAは笑い羽京の前に立つ。
「羽京さん」
「？」
手を控えめに羽京に出してAは顔を赤くする。
「手を繋いで羽京さんと一緒にお祭りを回りたいです」
「！！」
照れ臭そうに笑ってそう言うAに羽京は嬉しそうに手を繋ぎ、Aにキスをして良いか尋ねる。
「はい」
体を近づけてくるAに羽京は涙目になりながら優しくキスをすると、Aの方からも足を伸ばし少しよろけながらも羽京にキスを返す。
「好きです羽京さん。大好きです」
よろけた体を支える羽京にAはハッキリとそう伝えると、ブワッと羽京が涙を溢れさせるので驚く。
「羽京さんっ！？！？」
「ごめん、凄く嬉しくて」
袖で涙を拭きAを強く抱きしめ、好きだと愛してると今まで以上に沢山羽京は伝える。
「離してって言っても今日離さないからね」
「へっ…」
手を貝殻繋ぎに変更して羽京はそう言ってAを祭りへと連れ出す。
「可愛い恋人だって自慢もさせて」
「そ、それは…」
「危ない時は人目を気にせず僕に頼って、惚気話もさせて、堂々と君の恋人だって言わせて」
今まで我慢してた事全部させてと歩きながら話す羽京にAは顔を赤くさせ戸惑う。
「で…では…ボクも…」
「？」
「羽京さんの事で…誰かに相談します」
「えっ！？相談ってなに！？不満は僕に言ってよ！？」
「いや、えっとその…愛が多いと…」
「重いって事！？ごめん！！嫌だった！？」
「い、いえっ…そのどう返したらいいのか…アドバイスを頂こうかと…今とか」
顔をお互い赤くさせて羽京まで言葉を失う。
「ご、ごめん…舞い上がりすぎた」
「い、いえっ…」
繋いでお祭りへ戻ると祝福されたり冷やかされたりと…祭りデートどころではなかったが…
2人は顔を見合わせて笑い、最後まで2人で手を繋いで過ごした。
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クリーム(プロフ) - 月依さん» ふぁぁ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡コメント嬉しいですありがとうございます (12月20日 18時) (
レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
月依(プロフ) - 一言しか言えない…てぇてぇ…(作者さん、更新頑張ってください！養分をありがとう！！) (12月19日 14時) (レス) id: 65959ed73c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2023年12月16日 10時
