君の心臓の音【Dr.STONE】3.5 (ページ30)

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昨晩いろいろあったが…羽京さんと無事にお付き合いする事になった。

昨晩の事を思い出しただけでまだ顔が熱い…
朝から顔が火照ってしまってまた倒れてしまいそうだとパタパタと手で仰ぎながら治療室から出る。

もう羽京さん起きてるかなっ…
多分太陽の位置からして朝の5時頃みんなまだ寝ている時間だが…

「千空さん！？」

井戸の水で顔を洗ってる千空さんに驚いて大きな声を出してしまう。

「朝からうるせぇ」

さっき起きたばかりなのか顔を洗ったのにいつもより人相が悪い。

「す、すみません…早いですね」

たまたま早く目覚めただけだと言って歯を磨きながら何かようかと言われる。

「は、はい砂糖の件で話が…」
「？」

シュトーレンに大量の砂糖が今後必要な事を報告する。

「今ある在庫だけでは全く足りず…日本にはサトウキビやてんさいと言われる砂糖の原材料があると本で見たことありますが…」

口を濯いでどっちもあるにはあるが、沖縄も北海道もここから徒歩での捜索は無理があると言われてしまう。

「他になんか代用できそうなやつはあるか」
「ガムシロップを煮詰めてべっこう飴になったものを砕いて砂糖の代わりになるか今試してもらってます」

防腐作用があるかは怪しいとフランソワさんも言っていた事を伝える。

「やはり… 植物から作るスクロースじゃないと防腐作用はないかと…」

船と石油が完成してから世界を一周する前に砂糖を確保したほう良いのでは相談して見るが、残っているかも分からない物に頼る暇はないと言われる。

他に砂糖を確保できる方法がないか千空さんも考えてもらう。