小さい生き物 ページ2
「……これを掘ったのは君かい」
そう声をかけるがウヒィウヒィウヒィと不気味に笑うだけで答えは返ってこない。
「うマそう ニオイ タノシミ タベル 」
「おい！」
そう言って大きな生き物は体を引きずり去ってしまう。
保存食として僕をここに置いておくつもりか…
参ったな…どうにかしてここから出ないとこのままでは…
スナフキンは上を見上げて何か方法は無いかと考えていると次は小さい生き物が穴を除いていることに気づきました。
ここから出る手伝いをしてくれないか。
そう声をかけようとすると、小さい生き物は長いツルを上からおろしてくれました。
「ありがとう助かるよ」
スナフキンがそう声をかけても言葉は返ってきません。
小さくて声が聞こえていないだけか？
助けようとしてくれているのはこの下されたツルを見てスナフキンは分かります。
3本のツルを三つ編みにしてまるでロープの様に頑丈にされたツルとそして…なんの細工もされていないただのツルが次は降りてくる。
なんだ？とスナフキンが思ってもう一度上を見上げると、ただのツルを上から小さい生き物がツンツンと上下に動かす。
もしかして荷物は持ち上げると伝えようとしているのか？
リュックをつるにくくりつけると、やはりそういうことだったのか…リュックを持ち上げてくれる。
スナフキンはもう一つのツルに手をかけ痛めた足を気にしつつも慎重に登っていき、落とし穴から脱出すると白い布をかぶったニョロニョロぐらいの大きさの生き物が、何故かスナフキンのリュックを背負ってポツリと待機していた。
「ありがとう助かったよ」
リュックを返してもらおうとスナフキンは声をかけようとすると、小さい生き物は茂みの方へと走り出しスナフキンを見るように振り返る。
荷物を盗むというよりは…スナフキンについてこいと言っている様でした。
なにかそっちにあるのか…
急足でスナフキンが後ろをついて来ているか気にしながら小さい生き物はどこかへ向かう。
「どこに行くんだ」
そう声をかけても言葉は帰ってきません。
リュックを地面に引き摺らない様に一生懸命抱えて花畑の方へ走りようやく小さい生き物は足を止めました。
「この花畑を見せたかったのかい？」
そうスナフキンが尋ねると、全力で横に首をふります。
一体なにがしたかったのか…
まぁこの景色は悪くないか、とスナフキンは足を休める必要があったので、腰を下ろすと隣で小さいヤツはうつ伏せになり地面をバシバシと激しく叩く。
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クリーム(プロフ) - 匿名さんさん» わーー！すごく嬉しいです(๑>◡<๑)良い作品を作れる様に頑張ります！！ (2023年3月21日 12時) (
レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
匿名さん(プロフ) - ああぁぁ小さいやつもスナフキンも超超かわいいです;;; 更新楽しみにしてます！⸜(> <⑉))⸝ (2023年3月21日 0時) (レス) @page1 id: 3945cd8343 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キノコ | 作成日時：2023年3月20日 15時
